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富士フイルム
携帯型超音波画像診断装置「FAZONE CB」が「グッドデザイン賞金賞」に選出
X線画像診断装置「FUJIFILM DR CALNEO C」が「グッドデザイン賞」受賞

(2010/9/28)

●問い合わせ先
富士フイルム(株)デザインセンター
TEL 03-6418-9965
http://fujifilm.jp/



  富士フイルム(株)の携帯型超音波画像診断装置「FAZONE CB(ファゾーン シービー)」が,財団法人 日本産業デザイン振興会が主催する「2010年度グッドデザイン賞」において,『金賞 [経済産業大臣賞]』(大賞候補)に選出された。また,X線画像診断装置「FUJIFILM DR CALNEO C(カルネオ シー)」ほか,4製品が『グッドデザイン賞』を受賞した。

  『グッドデザイン賞金賞』はグッドデザイン賞の全受賞対象の中から,時代的課題をより高度に解決した質の高いデザインとして15点が選ばれるものである。2010年11月10日に,この15点の中から最も優れたデザインとして認められたデザイン1点が『グッドデザイン大賞〔内閣総理大臣賞〕』に選出される予定。

●グッドデザイン賞 『金賞』受賞製品

■ 超音波画像診断装置「FAZONE CB (ファゾーン シービー)」
小型・軽量ながら,ハイエンド機同等レベルの高画質と快適な操作性を実現した携帯型超音波画像診断装置。広視野角な12インチのLCDモニターを採用し,全画面に臨床画像を表示することで据置型の大型装置同等の見やすい大きさで画像を確認できる。医師の診断ワークフローに合わせて使用頻度の高い基本機能のボタンを大型化することや,専用タッチパネルを搭載するなど,快適で直感的な操作性を実現している。

超音波画像診断装置「FAZONE CB (ファゾーン シービー)」

【審査員の評価コメント】
小型,軽量の携帯型超音波画像診断装置で,従来機の重さと比較すると実用的な重量を達成している。検査室から外へと,超音波画像診断の医療現場のエリアを広げた商品として評価された。病棟のベッドサイド,ICU,救急車の中,訪問検診,急激なニーズが高まっている在宅医療などの現場などへ持ち運び使用することで,早期発見,患者の移動負担の軽減など,さまざまなメリットが考えられる。また,小型化することで,操作性が落ちることが無いよう,操作頻度に応じた機能ボタンのレイアウトをブラックとホワイトのカラーパネル上に配置し,詳細設定はモードごとのタッチパネル化を進め,直観的操作性の実現に努めていることも評価の対象になった。

●グッドデザイン賞 受賞製品

■ デジタルX線画像診断装置「FUJIFILM DR CALNEO C (カルネオ シー)」
世界初のX線照射面側から光信号を読み取る間接変換方式FPDを採用し,少量のX線量で高画質な画像を得る事を可能とした世界最薄・最軽量のデジタルX線画像診断装置。従来のフィルムカセッテなどと同じサイズにしたことで,既設の立位・臥位撮影台にそのまま装着でき,一般X線撮影で幅広く使用することが可能。重量が軽く持ち運びに便利で,ベッドサイドでの撮影などでもスムーズな操作感が得られる。

デジタルX線画像診断装置「FUJIFILM DR CALNEO C (カルネオ シー)」

【審査員の評価コメント】
受診者の体に当ててX線を読み取る,軽くコンパクトなデジタルX線画像診断装置である。 自社の画像処理技術との相乗効果でX線の照射量を減らすことができ,受診者への身体的負担が少ないことが良い。また,シンプルなボード形状ではあるものの 独特のエッジデザインにより受診者とベッドの間に差し込む際の痛さを緩和するなど,受診者と技師の双方に配慮したディテールの処理や,グラフィックスのまとまりなどで,清潔で精度の高いデザインに仕上がっている。