(株)AZEは3D医用画像処理ワークステーション AZEバーチャルプレイス(VirtualPlace)の最上位機種として「FORMULA(フォーミュラ)」シリーズを,2010年9月10日より販売開始する。
FORMULAシリーズは,画質と使いやすさ,そして豊富な画像解析処理オプションで定評があり,1100台以上の販売実績のあるAZE VirtualPlaceシリーズの次世代型最上位機種として開発され,画像処理速度を桁違いに改善させた超高速モデルである。
なお,9月10日(金)にシャングリ・ラ 東京ホテル(東京駅前)にて開催されるInnovative AZE 2010 TOKYO にて,実機展示と製品発表を行う。詳細は http://www.aze.co.jp/innovative2010_tokyo.html。
FORMULAシリーズ モデル一覧 |
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モデル名 |
タイプ(同時稼働端末数) |
出荷開始時期(予定) |
AZE VirtualPlace Lexus 64 FORMULA |
スタンドアローン型(本体のみ) |
2010年10月 |
AZE VirtualPlace Plus FORMULA |
ネットワーク型(本体+2) |
2010年12月 |
AZE VirtualPlace 風神Plus FORMULA |
ネットワーク型(本体+3) |
2010年12月 |
AZE VirtualPlace 雷神Plus FORMULA |
ネットワーク型(本体+4) |
2010年12月 |
●AZE VirtualPlace FORMULAシリーズの主な特長
(1) あらゆる瞬間に最高の画質を 〜超高速画像処理の実現〜
CTやMR等のモダリティーの急速な高性能化に伴い,より精密で大量の画像を処理する必要性が高まってきた。その膨大な画像の処理を担当するワークステーション側としては,従来の設計思想では限界があり,根本的な高速処理化の技術開発が課題となっていた。
FORMULAシリーズでは,高性能の最新型のワークステーションを採用し,超高速画像処理用の
ソフトウェアの新開発・最適化により,従来の画像処理速度に比べ約20倍(同社比)の高速化を実現した。
これにより,3D,4D,VE,MIP,動画作成,マルチレイヤー,マルチボリュームといった,日常の診療で多用する画像処理時間が桁違いに短縮され,オペレーターの負担が減り,画像診断にかかる時間も大幅に削減されることが期待されている。日米で特許を取得し好評のAZE独自の画像生成技術であるPRISMA(プリズマ)による高画質を,膨大なデータ処理のあらゆる瞬間に活用することができるようになった。
(2) ネットワークとの連携も自由自在
ネットワーク型のモデルは,端末毎のライセンス料を頂戴しない「フリーライセンス」を採用。院内外の端末から自由に接続して使用することができる。また,PACSや電子カルテとの連携も進み,ネットワーク負荷を最小限に抑えながら,AZE VirtualPlaceの高画質・高性能をネットワーク経由で端末PCで利用できる。AZE Auto Analyzer (AAA)の併用により,画像処理のスピードとアクセスを大幅に改善した。
*AAAとは?
スキャナから送られてくる元画像のタイプを自動判読し,事前設定された処理を自動的に起動する機能。CT細血管解析,サブトラクション解析,大腸解析,自動骨除去などの画像処理に対応。 |