※8月24日英国グラクソ・スミスクラインplc発表リリース日本語訳
グラクソ・スミスクラインplc は,8月24日,子宮頸がん予防ワクチン「サーバリックス®」の適応内容の変更について,欧州委員会より承認を取得した。
欧州委員会の承認内容は,子宮頸がんに対する「サーバリックス®」の予防範囲が,これまでの適応範囲に比べ広いことを認める重要なもの。この決定は,子宮頸がん予防ワクチンの有効性に関する大規模臨床試験であるPATRICIA試験の結果に裏付けられたものであり,「サーバリックス®」は,抗原として含まれるヒトパピローマウイルス(HPV)16,18型以外のウイルス型に対しても有効性を示すことが認められた。
このたびの承認を受け,「サーバリックス®」のEUにおける製品概要(SPC)は,特定のHPV型に起因する子宮頸がんおよびその前駆病変の予防について更新される予定であり,本ワクチンの抗原として含まれるHPV16および18型に加え,これらの型の次に子宮頸がんから多く検出される3種類のHPV型(HPV31,33,45型)*に対する有効性が示されたことが反映される。これら5つのHPV(16,18,31,33,45型)は,世界で子宮頸がんから検出されるHPV型の約80%を占めている。
*ワクチンの有効性は,HPVの型(16,18,31,33,45型)や,対象とする集団,エンドポイントによって異なる。 |