GEヘルスケアグループの日本法人であるGEヘルスケア・ジャパン(株)は,国内で開発・製造し本年4月に発売した同社の最新の磁気共鳴断層撮影装置(MRI)「Optima MR360 (オプティマ・エムアール・サンロクマル)」を,医療法人社団藤聖会八尾総合病院に世界で初めて納入した。
Optima MR360は,同社が開発・製造し,2005年12月の発売以来,既に全世界で550台以上と同社最速の受注を続けているMRI「Signa HDe (シグナ・エイチディーイー)」シリーズの上位機種。日本のMR技術チームが中心となり,国内医療機関の多様化するニーズに応えるためにOptimaブランドとして新開発した1.5T(テスラ)装置。同社製MRIの最上位機種に搭載され,高評価を獲得している水と脂肪分離技術である「IDEAL」や,腹部において門脈などの任意の血流撮像を非造影にて可能にするアプリケーション「Inhance」を搭載するなどして,さらなる高画質化を実現した。また,頭部撮像での位置決め自動化や撮影条件設定の簡略化などの撮影支援機能を盛り込み,操作性のさらなる向上を図ったほか,高性能グラジェントシステム搭載ながら,シングルキャビネットによる省スペースを実現した。
八尾総合病院 院長の藤井久丈氏は,「これまで,読み取りにくい要因となっていた,脂肪や,義歯からの影響が軽減され従来よりも鮮明な画像で診断できるようになる。また脳ドックにも対応しており,検査時間も短く価格も従来の半分ほどのシンプル脳ドックを気軽に受けてほしい」と,コメントしている。
なお,同社の最新CT「Optima CT660 Pro(オプティマ・シーティー660・プロ)」も医療法人協和会 協和会病院(大阪)導入された。 |