オリンパスメディカルシステムズ(株)は,大腸がんなどの検査・治療に使用される内視鏡の新製品として「EVIS LUCERA大腸ビデオスコープOLYMPUS PCF TYPE Q260AZI」(以下,「PCF-Q260AZI」)を,2010年8月23日から国内で販売開始する。海外地域(イギリス,中国,韓国,台湾,シンガポール等)は各国の法規制に対応でき次第,順次販売を予定している。
「PCF-Q260AZI」は,細径の大腸内視鏡に「拡大観察機能」と「硬度可変機能」,「副送水機能」を搭載し,検査と治療の双方において幅広く活用することができる製品。「拡大観察機能」は倍率125倍(26インチのモニタ使用時)までの拡大が可能な光学ズーム機能で,大腸がんの早期発見などをサポートする。「硬度可変機能」は医師の好みに合わせて任意に挿入部の硬度を変えられる機能。また「副送水機能」は治療時に観察を妨げる残渣・血液・粘液等を洗い流すことができる機能で,内視鏡による治療をサポートする。
●主な特長
細径の大腸内視鏡に拡大観察機能を搭載
拡大倍率125倍(26インチのモニタ使用時)までの光学ズーム機能と,NBI(狭帯域光観察)機能の併用により,大腸がんなどの病変の早期発見をサポート。
観察・治療時に威力を発揮する副送水機能を搭載
大腸の観察時に影響を与える残渣(食べ物の残りかすなど)や粘液,血液を洗い流し, 内視鏡による治療をサポートする副送水機能を装備。
細径の大腸内視鏡に硬度可変機能を搭載
医師の好みに合わせて任意に挿入部の硬度が変えられるので,急峻な屈曲部を持つ大腸の検査や治療において,よりスムーズな挿入をサポートする。 |