(株)トムス・エンタテインメント(以下トムス)は,新たに小児医療分野へと業容を拡大し,検査や治療を受ける子どもの診療意欲を高めるとともに,効果的・効率的な小児医療環境を実現するプレパレーション支援を目的とした世界初のアニメ視聴端末「スマイルタッチ」を発表した。8月5日より同製品の予約キャンペーンを開始し,ウェブサイトや専用窓口を通じて事前予約を受け付ける。また,9月23日(木)から日本国内の医療機関向けにレンタルを開始する予定。
トムス・エンタテインメントは,アニメーション作品の企画,制作,販売,配給,輸出等を主事業としており,時代の変革に応じて,アニメーションのさらなる可能性を追求することを経営のテーマとして掲げている。また,社会に生き続ける「企業市民」として,企業の社会的責任(CSR)を果たす立場を重要な経営課題として位置づけてきた。その結果,トムスは日本国内だけではなく世界で高い評価を受けているアニメ資産を有効活用しながら,社会への貢献という立場から小児医療分野へと業容を拡大し,世界初の小児医療向けプレパレーション支援端末「スマイルタッチ」を発表することとなった。
「プレパレーション」とは,病気・検査・治療等について子どもの年齢や理解度に応じた説明を行い,理解を促すことで,子どもだけでなく家族がともに前向きに治療に取り組む意欲を引き出す医療概念であり,実践手法のこと。また,治療中に“大声で泣く” “治療を拒否する”等のストレス反応を示す子どもに対し,そういった不安や恐れを軽減する手法(ディストラクション)も「プレパレーション」の一種と捉えられている。「プレパレーション」は,近年では病児ケアを行う際の重要な要素として急速に小児医療の現場に広まりつつある。
今回発表した製品は,「プレパレーション」の実践を支援する世界初の医療施設向けアニメ視聴端末であり,小児専門医が監修した採血・吸入・レントゲン等の子ども向け専用アニメコンテンツに加え,家族向けの医療情報アニメコンテンツを多数収録していることが特長。また,子どもの不安や恐れを軽減するディストラクション用途として,これまで単体でしか提供されてこなかった「それいけ!アンパンマン」「ハローキティ」や「きかんしゃトーマス」等の人気アニメを世界で初めて同一端末に収録し,専用のアニメコンテンツと既存のアニメコンテンツを組み合わせてトータルなプレパレーションの実践を支援する。
本製品の導入により,小児医療現場おける効果的なプレパレーションの実践を促し,また,子どもが前向きに治療に臨むことで,これまで課題とされてきた小児医療の効率化につながることも期待される。また,綿密な市場調査に基づいた小児医療現場に最適化されたハードウェアは,外来・病棟を問わず院内のあらゆる場面で安心・安全に利用することが可能。さらに,プレパレーション用コンテンツは今後の要望に応じて充実を図っていく予定であり,小児医療現場のニーズに応じたサービスを継続的に提供していく。
●「スマイルタッチ」の主な特長
・小児医療向けプレパレーション支援端末として「世界初」となる製品
・小児専門医監修によるプレパレーションコンテンツ,医療情報コンテンツを多数収録
・「それいけ! アンパンマン」「ハローキティ」「きかんしゃトーマス」等の人気アニメを単体の端末に同時収録(世界初)
・小児医療現場に最適化された専用設計のポータブル端末
●申込方法
・予約受付窓口 TEL:0120-945-191(専用フリーコール)
・「スマイルタッチ」ウェブサイト http://www.smile-t.jp
●「スマイルタッチ」事前予約キャンペーンについて
キャンペーン期間:2010年8月5日(木)〜9月22日(水)まで
優待内容:無料トライアルプログラム(原則として1ヶ月)の利用と合わせて,本申し込み時の初期登録料金が無料となる。 |