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GEとインテルが
遠隔医療と高齢者の自立生活支援に取り組む合弁会社を設立

(2010/8/2)

●問い合わせ先
GEヘルスケア・ジャパン(株)
広報 松井
TEL 0120-202-021
http://www.gehealthcare.co.jp
インテル(株)
広報室 中村
TEL 03-5223-9100
http://www.intel.com/

※2010年8月2日米国発表リリース抄訳

  GEとインテルコーポレーションは,遠隔医療と高齢者の自立生活支援に取り組む合弁会社(出資比率各50%)を設立することに合意したと発表した。新会社はGEのヘルスケア事業部門であるGEヘルスケアの在宅医療部門とインテルのデジタルヘルス事業本部を統合し,各種規制や諸々の手続きをクリアした後,2010年末までに事業を開始する予定。なお財務的な諸条件は公表されていない。

  今回の新会社設立は,昨年4月に発表した自立生活支援と慢性疾患管理分野での両社の提携に続くもので,GEとインテルは現在,数多くの家庭に効果的な医療を提供し,高齢者および慢性疾患患者の生活を改善するためにテクノロジーを活用するというビジョンを共有している。慢性疾患患者が急増し,高齢化が世界的に進む中,新たなヘルスケアモデルを構築して在宅でのケアの環境を整備する必要性が高まっている。

  そのような中,新会社は各国で,家庭および介護施設での健康で自立した生活を促進する製品やサービス,テクノロジーの開発・販売を手掛けます。慢性疾患管理・自立生活支援・各種支援技術の開発の3分野を中心に,遠隔ケア管理システム「インテル® ヘルスガイド」や印刷物読み上げ端末「インテル® リーダー」,GEヘルスケアの高齢者見守りシステム「クワイエットケア®」(注:日本未発売)など,遠隔患者モニタリングや自立した生活に向けたコンセプトの提案,各種支援技術の開発の分野で貢献を図る。

  インテルの社長兼CEOであるポール・オッテリーニ氏は,「新たな医療モデルの構築にあたっては,高齢化や医療費の高騰,慢性疾患患者の増加など,今日の社会が抱える重要な課題を解決することが求められています。そのためには,これまでの病院やクリニックの診療から,予防や早期発見,行動の変化,社会的サポートが可能な家庭や地域社会を中心としたケアモデルへの移行が不可欠です。新会社の設立はこの動きの加速を目指すものです」と語った。

  GEの会長兼CEOであるジェフ・イメルト氏は,「高齢化が急激に進む中,医療費を抑えつつその質を確保することは今日私たちが世界的に直面している最大の課題の1つです。私たちは,新たなテクノロジーの開発で医療費の削減と生活の質の向上を両立できるため,新会社はこれらの課題を克服できる大きな可能性があると考えています。在宅医療における革新的な技術開発の加速に向けてGEとインテルは昨年来協力し,補完関係にあるお互いの専門性や能力の統合を図ってきましたが,今回の新会社設立はこのヘルスケアにおける提携をさらに一歩進めるものとなります」とコメントしている。

  今回の合意にもとづき,新会社は両社の経験豊かなチーム,在宅医療の資産,技術開発力,製品,販売・マーケティングを統合するほか,両社の人材・能力・資本を組み合わせて,技術開発ならびに製品の市場投入の迅速化を図る。

  新会社は米カリフォルニア州サクラメントに本社を置き,現在インテルの副社長兼デジタルヘルス事業本部長であるルイス・バーンズ氏がCEO ,GEのシニア・バイス・プレジデントでGEヘルスケアのヘルスケアシステム担当プレジデント兼CEO のオマー・イシュラック氏が会長を務める。