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クック メディカル
次世代の腹部大動脈瘤(AAA)血管内治療用デバイス
「Zenith Flex® (ゼニス・フレックス)」発売開始

(2010/7/21)

●問い合わせ先
フライシュマン・ヒラード・ジャパン(株)
Cook Japan (クックジャパン)広報担当
担当: 原,秋元
TEL 03-6204-4330
FAX 03-6204-4302
http://www.cookmedical.com/jp/

Zenith Flex

  米国クック メディカル(日本法人:Cook Japan(株)[以下,クック ジャパン]は,日本での腹部大動脈瘤(AAA)の血管内治療用デバイス「Zenith Flex AAA エンドバスキュラーグラフト(以下,Zenith Flex)」 の販売を開始したことを発表した。(販売元:(株)メディコスヒラタ)

  Zenith Flexは,国内初承認の同社従来品「Zenith AAA エンドバスキュラーグラフト(以下,Zenith)」の性能に,新型Z-Trak デリバリーシステムと新型Flex腸骨動脈レッグ技術を組み合わせ,体内へのより正確な挿入,留置を可能にした新製品。新型Z-Trakは,血液の逆流防止の止血弁を採用しているほか,AQ親水性コーティングにより表面摩擦抵抗を大幅に減らし,正確なデリバリーを可能にする。また,新型Flex腸骨動脈レッグは,ステンレススチール製Z型ステントの列の間隔を広くしたことでキンク耐性を向上させた。またメインボディとレッグ長の延長により,これまで以上に患者さんに合わせてカスタマイズすることが可能になった。

  ステントグラフトを用いた手術は,従来の開腹手術に比べて切開部分が非常に小さく,全身麻酔を行なう必要もないため患者さんの身体にかかる負担が大きく軽減できる。また,開腹手術の場合は術後に3〜4週間の入院期間を要するが,ステントグラフト手術では1週間以内に退院が可能。ステントグラフトを用いた手術は患者さんのQOL(生活の質)向上に寄与する低侵襲の手術方法として認知が高まっている。

  クック メディカルのAI事業部国際事業部長フィル・ノウェル氏は次のように述べている。「このたび,クック メディカルは従来品Zenithの改良品Zenith Flexを日本で販売開始することになりました。Zenith Flexの販売を通じて,患者様への負担が少ない腹部大動脈治療の普及を図り,日本の治療技術向上に貢献できるよう努めてまいります」

  クック ジャパンAI事業部 事業部長 山口直之氏は次のように述べている。 「日本で最初に承認された製品,Zenithの販売を通じて,クック ジャパンは日本の腹部大動脈瘤血管内治療の普及に貢献してまいりました。改良品Zenith Flexの発売により,より安全で低侵襲の治療を患者様に提供できるようメディコスヒラタ社と共にサポートを続けて参ります」