コニカミノルタエムジー(株)(以下 コニカミノルタ)は,体外診断事業の強化を図るべく,今月より小型迅速生化学検査装置「コレステックLDX KM」の販売を開始した。
コニカミノルタは,デジタルX線画像読取装置(CR)「REGIUS(レジウス)」シリーズを核とし,医用画像情報システム(PACS,RIS),造影剤等の展開によりヘルスケア事業の中長期的拡大を図っている。また,体外診断分野においては,1996年よりGAT(卵巣がんマーカー)テストキットの販売を行っている。
「コレステックLDX KM」は,脂質異常症の診断時に通常測定するTC(総コレステロール),HDL-C(善玉コレステロール),TR(トリグリセライド:中性脂肪),LDL-C(悪玉コレステロール)と血糖の5項目を約5分で迅速に測定できる検査装置。
今回,POCT分野の診断薬のグローバルリーダーであるインバネス・メディカル・イノベーションズ グループの日本法人であるインバネス・メディカル・ジャパン(株)より提供を受け,コニカミノルタの国内販売子会社であるコニカミノルタヘルスケア(株)が販売を行う。
これにより,疾病の早期発見・早期治療と患者様志向の医療の実現に役立つことから拡大が見込まれているPOCT分野を中心に,体外診断事業の強化を図る。
●主な特長
1. 測定時間約5分の迅速検査
検査カセットを本体にセットしボタンを押すだけで,約5分で測定し,結果を表示する。
2. 低コストかつ省スペース設計
導入時に大きなコストを必要とせず,本体とプリンタを合わせてもA4サイズ程度のスペースがあれば設置可能。
3. REGIUS Uniteaとの連携により検査情報の一元管理が可能
CRコンソール/ビューワ/ファイリング機能を一体化したオールイン端末「REGIUS Unitea(ユニティア)」に測定結果を送信すれば,CR,内視鏡などの画像と合わせた一元管理が可能。 |