コニカミノルタホールディングス(株)(以下,コニカミノルタ)では,ステークホルダーにコニカミノルタのCSR(企業の社会的責任)の取り組みを分かりやすく報告することを目的として,「コニカミノルタCSRレポート2010」を発行し,WEBサイト(http://konicaminolta.jp/about/csr)上でも公開した。
コニカミノルタでは,早くから地球環境保全を経営の根幹と位置づけ,製品のライフサイクル全体を見据えて,環境負荷の低減を進めてきた。地球温暖化が一層深刻化する今日,長期的視野に立ったビジョンが不可欠となり,2009年1月に「エコビジョン2050」を新たに策定し,その実現に向けてのマイルストーン「中期環境計画2015」を2009年度から進めている。
今回のCSRレポートでは,この中期環境計画の進捗を報告するとともに,その目標達成を支える「グリーンファクトリー認定制度」について,活動ハイライトとして紹介した。巻頭の特集では,「環境・エネルギー事業への挑戦」と情報機器事業の環境負荷低減に寄与する「重合法トナー」を取り上げた。また,今年度からCO2排出量およびエネルギー使用量について,第三者保証を受けている。
その他,コニカミノルタのCSRレポートは,2005年度版以降継続している,日本語・英語・中国語・ドイツ語・フランス語の5言語での作成や,海外活動情報の掲載拡充などグローバルを意識した情報発信,冊子とWEBの棲み分けによる情報開示などを特長としている。
●「環境・エネルギー事業への挑戦」と「重合法トナー」を特集
コニカミノルタでは保有する多彩な技術を活かして,持続可能な地球環境の実現に向けて,環境・エネルギー事業の創出に取り組んでいる。特集1では,有機EL照明や有機薄膜太陽電池など新たな事業の可能性を紹介。特集2では,高画質印刷と省エネ・省資源を両立するコニカミノルタの重合法トナーについて解説している。
●詳細はWEBサイト上で公開
網羅性を重視したホームページのCSR(社会・環境活動)では,冊子では紹介しきれなかった内容を含め,詳細情報を掲載している。
コニカミノルタは,今後も持続可能な社会の実現に向けてCSR活動を推進し,国内外のステークホルダーに向けて,タイムリーに情報を開示する。 |