東芝住電医療情報システムズ(株)(以下「TSMED」)は,大中規模病院向けの新世代電子カルテシステム「HAPPY ACTIS(ハッピー アクティス)」を,7月より出荷開始する。HAPPY ACTISは最新テクノロジーにより,空間や時間を超えて患者さんの病状を俯瞰でき,治療計画の作成や指示を可能とする新しい診療プラットフォームを搭載し,安心・安全な医療を提供するとともに効率の良い病院経営を支援する。本製品は7月14〜16日に東京ビッグサイトで行われる国際モダンホスピタルショウに出展される。
新診療プラットフォーム画面
●主な特長
(1) 患者さんのあらゆる診療情報を俯瞰的に表示し,治療計画の作成・指示が可能
TSMED独自の“診療プラットフォーム”は,一画面上で患者さんの経過表,検査結果,カルテ記載などの多様な情報を,過去から現在まで俯瞰的に表示するとともに治療計画の作成や指示,確認ができる。そのため,医療スタッフの円滑・正確な業務をサポートすることが可能となり,患者さんに最適な医療を効率よく提供できる。また,診療経過とクリニカルパス等の治療計画とを同時に参照できるため,チーム医療や指示ミスのチェックにも役立つ。他科や他の病院の検査結果を一度に把握できるため,地域医療連携への拡張も将来可能とする。
(2) システムチェック機能や情報共有によるこだわりの「安全性」
患者さんのアレルギー情報や感染情報等の重要な情報は一目で分かるように診療プラットフォーム上でアイコン表示する。また,緊急検査の結果報告は自動ポップアップで情報提供することができ,見落としによる医療過誤の防止に役立つ。
さらに,患者さんの状態に柔軟に対応できるクリニカルパス機能,効率良いオーダー処理,ワークフロー分析に基づく看護支援システムなど,患者さんに最善の医療を提供するとともに情報共有によるチーム医療をサポートする。
(3) 安心のシステムサポート
病院情報システムは,一時もシステムを止めることができない。HAPPY ACTISでは予防監視システムで常時接続されており,システム障害の事前検知(RPP)により,システムが故障する前に検知し修理することにより,安定稼働を実現する。さらに,「HAPPYサポートセンター」では万一の障害発生に備え,病院業務と医療情報システムに精通した専門要員が,24時間365日のサポートを行う。
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