医療機関用コンピュータ及び各種ソフトの販売管理を手掛ける東京メディコム(株)は,人体の内臓や骨格を3D画像でリアルに再現する医療向けソフトウェア「3DNAVI解体新書」を4月26日(月)より発売する。
本ソフトウェアは人体の内臓器官や骨格を詳細に表現できる3D画像システム。画像は360゜回転,拡大および縮小,上下左右の位置移動が可能。これらの操作はマウスで簡単に行なうことができ,見たい部分を瞬時に表示できる。3D画像は圧縮技術により,軽快に動かすことができる。各部位,内臓器官の名称や機能説明の表示,断面図や内臓器官の働きをアニメーションで分かりやすく解説する機能も搭載した。
また,業界初となる3D画像への書き込み機能を搭載。文字,線,ブラシ,円での描画ができ,画像にメモをしながら,患者さんへのインフォームド・コンセントとして使用できる。電子カルテとの連携を持ち,3D画像を電子カルテに貼り付ける操作が簡単に行なえる。医師の患者さんとのコミュケーションづくりや,医療系の教育機関での学習教材としても,人体模型に代わる教材ツールとして活用できる。
●主な特長
1. 3D画像による内臓器官をリアルに表現
全身,トルソー,肺,心臓,胃,肝臓,胆嚢,膵臓,腎臓,脾臓,小腸,大腸,膀胱が3D画像により,リアルに分かりやすく表現されている。また,各器官の部位の説明も詳細に表示する。
マウスだけで操作できるので,すぐに見たい場所を表示できる。3D圧縮技術により,画像は軽快に動く。 |
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2. ハイパービュー機能により細部まで観察が可能
ウィンドウを飛び出し,モニター画面いっぱいに表示できるハイパービュー機能を搭載。
精密な画像が大きくアップされるので,細かい場所まで確認できる。回転,拡大縮小も可能。 |
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3. 内臓断面図の表示,内臓機能の動画説明で内臓の働きを学習
各内臓は断面図の表示ができ,部位の位置を確認できる。普段は見ることのない内臓の内部が見られる。また,内臓機能をアニメーションで表示することにより,視覚的に内臓の働きが理解できる。 |
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4. 書き込み機能搭載 3D画像にメモ(業界初)
3D画像に文字,線,円,ブラシでメモを書くことができる。トリミング機能を搭載しており,必要な部分だけ取り出すことも可能。メモした画像は画像ファイルとして保存することができ,診察の後にメモ画像を印刷して,患者さんに渡すことも可能。また,医療系の学習にてメモしたり,保存したりと利用方法は多様である。 |
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5. 画像サイズ変更機能搭載 電子カルテ連携(業界初)
3D画像を必要なサイズに拡大縮小できる。電子カルテ用のサイズをあらかじめ設定しておけば,クリック1回でサイズの変更,画像のコピーが可能である。電子カルテに画像の貼り付け操作を行うだけで,面倒な画像編集操作は必要ない。 |
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小松医院院長の小松真氏は「(電子カルテは)医師がどうしても記入の際,画面に注視してしまい,患者さんに目線をむけなくなるという問題があったが,『3DNAVI解体新書』は電子カルテの中にも画像を組み込めるので患者さんに画像を見せながら説明するのに非常に役立つと考えている。実際,画像を見せながら患者さんに説明したところ非常に喜んでもらうことができた。今後より良い診察への効果を期待している。」と述べている。
●画像一覧
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