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クックジャパン
Coda® バルーンカテーテルを販売開始

(2010/4/13)

●問い合わせ先
フライシュマン・ヒラード・ジャパン(株)
Cook Japan (クックジャパン)広報担当
担当: 原,秋元
TEL 03-6204-4330
FAX 03-6204-4302
http://www.cookmedical.com/jp/

Coda(R) バルーンカテーテル

 米国クックメディカルは,日本でのCoda® バルーンカテーテル(以下,Coda)の販売を開始したことを発表した。Codaは,エンドバスキュラーグラフト処置用のアクセサリーであり,クック社製ステントグラフトの拡張や大血管の一時的な閉塞を目的として使用される。Codaは,ステントグラフト内挿術(Endovascular Aortic Repair: EVAR)でのエンドグラフト留置後にステントグラフトが効果的な状態になるようサポートする。EVAR とは大動脈瘤(腹部大動脈瘤/Abdominal Aortic Aneurysm: AAA ,胸部大動脈瘤/Thoracic Aortic Aneurysm: TAA )の低侵襲な治療方法で,「クックゼニスAAA エンドバスキュラーグラフト」は日本で初めて承認されたAAA 治療用のエンドバスキュラーグラフトである。

 クックジャパン アオルティック・インターベンション事業部事業部長 山口直之氏は次のように述べている。「エンドバスキュラーグラフトを日本で初めて導入した企業として,EVARの治療成績向上に貢献するCodaを導入できたことをとても嬉しく思います。クックは今後も,革新的で低侵襲な製品を日本に導入し,日本の患者様のQOL(Quality of Life)向上に貢献していきます。」

 Codaは,迅速かつ効率的な動作を提供できるように設計されており,大型のダブルルーメンシャフトはEVARをサポートし,膨張・収縮スピードを高める。バルーンサイズは2種類で,32mm径バルーンは100cmのカテーテルに搭載され,40mm径バルーンは120cmのカテーテルに搭載されている。これらは医師が40mmまでの様々なサイズや形の血管に容易に対応することを可能にする。また拡張と収縮に要する時間が短いため,手技の時間を短縮することができ,患者さんの体の負担を軽減することができる。

 Codaはセミコンプライアントのポリウレタン製バルーンで,ラテックスに過敏な患者さんのアレルギー反応を抑えることができる。X線不透過性マーカーバンドは,バルーンの近位側部分および遠位側部分の両方で指標になる位置に配置され,正確な留置を容易にする。長いテーパー型の先端部によって,血管損傷が最小限に抑えられ,またオーバーザワイヤーにより優れたトラッカビリティーが得られる。

 Codaは(株)メディコスヒラタを通じて販売される。