朝倉医師会病院(所在地:福岡県朝倉市,院長:安倍 弘彦氏)と富士通(株)は,医師会立病院としては初めて地域医療連携システムを構築し,稼働させ,30箇所の連携先地域連携機関との診療情報の共有を実現した。
朝倉医療圏では地域における高齢化が進み,朝倉医師会病院が緊急時や一定期間集中的な治療を行なう地域の急性期病院としての役割を果たしている。その一方で,患者の状態安定後には,かかりつけ医である地域の医療機関と連携する,地域医療連携も重要となっていた。
朝倉医師会病院は,2008年3月開院時に地域医療連携にも活用することができるという目的で,同社の電子カルテシステム「HOPE/EGMAIN-FX(ホープ・イージーメイン・エフエックス)」を導入。今回は地域医療ネットワークシステム「HOPE/地域連携」を採用した。地域医療機関の医師との紹介状のやり取りや急性期病院の予約の取得,患者プロフィールや診療歴などのカルテ情報を地域医療機関の医師が参照できることにより,朝倉医療圏の地域医療機関の連携を強化する。
地域医療連携システム HOPE/地域連携
http://segroup.fujitsu.com/medical/products/chiikirenkei/
朝倉医師会病院ホームページ
http://www.asakura-med.or.jp/hospital/ |