グラクソ・スミスクライン(株)(以下 GSK)は,同社が2009年10月16日に厚生労働省から製造販売承認を取得した子宮頸がん予防ワクチン「サーバリックス®」について,12月22日から販売を開始する。
「サーバリックス」は,日本初の子宮頸がん予防ワクチンであり,日本でGSKがワクチン事業を展開する最初のワクチン。本ワクチンはすでに世界100カ国以上で承認されている。
「サーバリックス」の接種対象者は10歳以上の女性であり,通常,1回0.5mLを3回(初回,初回から1カ月後,初回から6カ月後),上腕の三角筋部に筋肉内接種する。
GSKは,一般向けの子宮頸がんウェブサイト「Allwomen.jp」を通じて,子宮頸がんの情報に加え,「サーバリックス」発売日以降,ワクチン接種可能な医療機関を検索できるようにする。また,携帯サイトからもこれらの情報にアクセスできる。
GSKのマーク・デュノワイエ社長は次のように述べている。
「ついに,日本でも子宮頸がん予防ワクチンを提供できることになりました。『サーバリックス』の接種と定期的に子宮頸がん検診を受診することで子宮頸がんはほぼ100%予防が可能といわれており,女性のがん予防はもちろんのこと,国のがん大作にも大きな貢献ができるものと期待しています。このワクチンは,女性の健やかな生活を守り,安心をお届けするワクチンであると信じています。今後,啓発活動などを通じて,できるだけ多くの女性に接種機会がもたらされるよう努力してまいります。」 |