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ギブン・イメージング
小腸用カプセル内視鏡PillCam® SBがクローン病を含む
消化管疾患の早期診断と治療を可能にすることが3件の試験で示される

(2009/12/8)

●問い合わせ先
ギブン・イメージング(株)
マーケティング部
TEL 03-5214-0571
FAX 03-5214-0590
www.givenimaging.co.jp

 

※2009年11月25日発表 翻訳

 ギブン・イメージング社は,クローン病が疑われる患者を含む消化管疾患の患者の管理に対して,PillCam® SBカプセル内視鏡検査が有効であったことを示した3件の新しい試験結果を発表した。これらの試験結果は,11月21日から25日にロンドンで開催されたGASTRO 2009の会議で発表された。ギブン・イメージング社はこの会議においてブース番号83に製品出展を行った。

 英国シェフィールドにある王立ハラムシャー病院消化器病科のMark E. McAlindon博士を中心に英国で実施された950人の患者を対象とした単一施設試験(P2106)としては最大のカプセル内視鏡検査症例の解析において,カプセル内視鏡検査の診断率と患者管理に及ぼす効果が検討された。この試験の結果,PillCam® SBは全患者の27%,および検査後にクローン病と診断された患者の79%に対して治療方法の変更を促したことが示された。

 ポルトガル・ギマランイスにあるアルトアベニューホスピタルセンターのJorge Cotter医師は,ポスター発表(P2105)の中で,PillCam® SBの使用により,クローン病の診断・分類が可能になると結論付けている。この研究においても,カプセル内視鏡検査の所見に基づいて,患者の22%に対して治療戦略を変更したと報告している。

 さらに,英国サマセットにあるマスグローヴパーク病院の顧問消化器内科医のPaul Thomas医師のポスター発表(P1471)には,地域病院において,PillCam® SBを使用すると,原因不明の消化管出血(OGIB)患者の58%で出血源を特定することができ,それに応じて患者の3分の1以上が治療を受けたと報告している。これらの試験結果は,大規模な第三次紹介センターで観察された結果を反映するものである。Thomas医師らは,通常のカプセル内視鏡検査は予後経過が良好になると結論付けている。

 「日々の診療にワイヤレスカプセル内視鏡検査を広く適用すべきだとするエビデンスも数多く集まっています。ポイント・オブ・ケア検査による早期の診断と管理は患者の予後を改善することができます」と,Thomas医師は述べている。

●PillCam® SBについて
PillCam® SBおよび次世代のPillCam® SB 2カプセル内視鏡は,サイズが11mm×26mm,重さは4g以下で,撮像カメラと光源を内蔵し,毎秒2枚の画像を転送して1回の検査で5万枚以上もの画像を撮影する。PillCam® SBカプセル内視鏡は,2001年に米国食品医薬品局(FDA)より認可を得て,その臨床適応は1,100件を超える権威ある医学専門誌での論文によって支持されている。PillCam® SBは非常に精度が高く,患者にやさしい小腸画像診断・モニタリング・ツールであり,小腸のさまざまな疾患の評価に使用されている。