クックジャパンは,新たな成長に向けた投資拡大の一環として,矢込和彦氏を経営管理本部長に任命したと発表した。同社は2004年に設立された米国クックメディカル社の日本法人であり,以降クックメディカルはアジア・太平洋市場の拡大に向けて日本への投資を加速している。経営の経験が豊富な矢込氏のもと,各部門の連携とコミュニケーションの促進を通して,日本法人のさらなる基盤強化を図る。
矢込氏の就任に関して,クックジャパン代表取締役社長グレン・アスラン氏は次のように述べている。「経験豊富な矢込氏のリーダーシップにより,組織のコミュニケーションが促進され,より合理的,効率的な組織運営ができることと期待しています。」
今回の任命を受け,矢込氏は次のように述べている。「クックメディカルは低侵襲治療用医療機器の開発と改善,また患者の治療とQOL の向上を最優先とする高い理念を持ったグローバル企業です。これらの理念や企業文化を共有し,クックジャパンに浸透させることによって,クックジャパンとしての力を最大限に引き出し,従業員がクックの一員であることを誇れるよう,組織の構築,就業環境の改善に注力していきます。これらを実現することで,売上規模においてアメリカに次ぐ地位の構築を目指します。」
クックメディカルは,日本を世界でも重要な市場のひとつに位置づけており,スタッフの増員を含めた国内での事業展開に対する投資を増加している。クックジャパンでは,クリティカルケア,大動脈血管内治療,末消血管形成術,消化器疾患の診断および治療,泌尿器科,内視鏡および婦人科の分野で様々な製品を提供している。 |