東芝メディカルシステムズ(株)は,最新のイメージングテクノロジーを搭載し,容積を従来装置の約50%に小型化した「Aplio MX」(アプリオ エムエックス)を商品化し,2009年10月より営業活動を開始する。
●主な特長
1. プレミアムの名にふさわしいパフォーマンス
同社の最高級超音波診断装置 Aplioシリーズの流れを汲むプレミアムの名にふさわしいパフォーマンスを発揮。
日本超音波医学会第6回技術賞を受賞したDifferential-THI*1や,ApliPure *2など,高い評価を得ている東芝独自のイメージング技術に加え,本製品は最新のイメージング技術 Precision Imagingを搭載。Precision Imagingは,超音波画像を形成する信号を処理することにより,組織信号を強調し,生体内組織の境界などの構造視認性を高め,腫瘍部分などがより描出しやすくなることが期待される。
豊富なプローブバリエーションと多彩な臨床アプリケーションで,腹部,表在,産婦人科,循環器など幅広い臨床分野で使用できる。
検査データは大容量の内蔵ハードディスクに保存され,優れた操作性で簡単に検索・呼び出しが可能。また,USBメモリやCD/DVDで外部へ取り出すことも容易で,DICOMにも対応している。
2. 優れたエルゴノミクス
装置本体の容積を従来機種の約50%に小型化し,重量も約30%削減。*3
限られたスペースでも快適に使用できる。また,大型グリップハンドルの採用で装置の移動もスムーズに行える。さらに部材のグリーン調達から省エネ,省資源化など環境に配慮した設計により,東芝グループで環境に配慮した製品を称する環境調和型商品(ECP)に認定されている。
東芝が提唱するエルゴノミクスコンセプトiStyleに対応。自在に動く19インチ大型高画質LCDモニタ,術者に応じて操作パネルのキー位置を自由にレイアウトできるコンソール,あらかじめ登録されたプロトコルを簡単な操作で順次呼び出すIASSIST(オプション)などにより,快適かつ効率的な超音波検査環境を実現。
*1 ApliPure:2種類のコンパウンド技術を複合して,より鮮明な画像を得る技術。
*2 Differential Tissue Harmonic Imaging:2つの周波数を合成して送信し,差音と高調波をPulse Subtraction.法により抽出。広帯域プローブの帯域幅を最大限に利用したTHI画像。
*3 同社AplioXGとの比較。装置本体とは,操作パネル,観察モニタを除いた本体部分を示す。 |