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マンモグラフィその他  マンモグラフィ,その他

GEヘルスケア
デジタルマンモグラフィ発売10周年を
記念して「デジタルウォール」を制作
〜世界各国の乳がん患者や
医療関係者のエピソードを
クリック1つで閲覧可能〜

●問い合わせ先
GEヘルスケア・ジャパン(株)
広報グループ 松井亜起
TEL 0120-202-021
FAX 042-585-9541
Mail: aki.matsui@ge.com
http://www.gehealthcare.co.jp

GEヘルスケア デジタルウォール トップ画面

 米ゼネラル・エレクトリック(GE)のヘルスケア事業部門であるGEヘルスケアはこのほど,GE製デジタルマンモグラフィ発売10周年と乳がん撲滅に対する長期にわたる取り組みを記念して,ウェブサイト上に「デジタルウォール(www.breastcanceremotion.gehealthcare.com)」を制作した。

 このデジタルウォールでは現在,乳がん患者の方々をはじめ,日々乳がんと格闘する医師や科学者,資金調達者の方々など世界各国約30名のエピソードを紹介しており,その中には,今年日比谷公園で開催された「第8回ミニウォーク&ラン フォーブレストケア ピンクリボンウォーク」の模様やGEヘルスケア・ジャパン(株)など10社で構成される「乳がん検診推進企業ネットワーク(略称:乳検ネット)」の活動といった日本の事例も掲示している。

 GEヘルスケアでは,今後このデジタルウォールを,乳がん治療を受けた方や乳がん撲滅に取り組む方々,そして慈善団体の皆様などがそれぞれのエピソードを分かち合ったり,革新的な技術や各種成功事例などの情報を共有したり,さらに乳がんの影響を受けた方々が元気づけられたりするような,乳がんに関する全世界的なプラットフォームにすることを目指している。

 デジタルウォールでは日本の事例2件に加えて,若き日に乳がんと闘ったカナダのシルビア・スーさんの物語をはじめ,英国で輝かしいキャリアを積んだ医師のラグー・ラム氏が乳がんケアの向上を胸に本国に戻ってくるという,インドのアンドラ・パラデッシュさんのストーリーや農村部で乳がん検査を実施するベルギーの「Mammobiel」の話なども閲覧できる。

 GEヘルスケアは,1億ドル以上を投資してフラットパネル型デジタルディテクタ(検出器)を搭載したフルデジタルのマンモグラフィ(FFDM)を開発し,1999年に世界初のFFDM「Senographe 2000D(セノグラフ2000D)」を市場投入するなど,医療現場のニーズに的確に応える製品を世に送り続けており,現在全世界で稼働しているSenographeシリーズは約3,700台に上る。また今日世界各国で稼働しているGEヘルスケア製マンモグラフィは約1万7,700台で,これまで同社の画像診断装置を使用してなされた検査数は4,000万回を超える。また,今年8月に米医療技術調査機関KLASが発表した医療提供者を対象にした調査結果によると,同社の「Senographe DS(セノグラフ・ディーエス)」がデジタルマンモグラフィ部門のトップに選ばれるなど,同社はマンモグラフィによる乳がん検診のリーディングカンパニーとしての地位を確立している。

 国内では,2000年の「Senographe 2000D」発売を皮切りに,2004年に日本初のバイオプシー(穿刺)機能を備えた「Senographe DS」,そして2008年にSenographe DSの新シリーズとして「Senographe DS Depister(セノグラフ・ディーエス・デピスティ)」と「Senographe DS LaVerite(セノグラフ・ディーエス・ラベリテ)」を発売。現在国内で稼働するSenographeシリーズは270台以上,デジタルマンモグラフィの市場シェアは約7割と業界トップを誇っている。

 またGEヘルスケア・ジャパンはすこやかな女性の暮らしを支援する活動をherSource活動と称し,2000年から乳がんの啓発活動に積極的に取り組んできた。女性の健康啓発サイトhttp://www.hersource-jp.com/の運営,ウォークイベントへの継続的な参加や社員向けの乳がんセミナー開催などの啓発活動に加え,2005年度からは30歳以上の全女性社員にマンモグラフィと超音波を併用した乳がん検診を会社負担によって実施してきた。その結果,対象社員のマンモグラフィ検診率は現在,国内の検診受診率23.8%をはるかに超える7割を超えるまでになっている。

 また,2007年には日本のGEグループ全体のマンモグラフィ検診率向上を目指し,同社のみならず日本のGEグループに勤める社員を対象としたセミナーの開催や無料検診を実施した。さらに,「2010年に参画企業の平均社内乳がん検診率を65%にする」ことを目標に掲げて職域検診率の向上に連携して取り組む「乳がん検診推進企業ネットワーク」に2007年10月の発足時から参画してきたほか,毎年「乳がん月間」である10月には,各地で行われる啓発イベントを社員ボランティアがサポートするなど,企業の枠を超えて乳がん検診率アップに向けた取り組みを加速している。