新製品・企業情報

 
企業情報  企業情報

GEヘルスケア・ジャパン(株)が8月1日付で事業を開始
〜GEの新戦略「ヘルシーマジネーション」を強力に推進〜

(2009/7/31)

●問い合わせ先
GE横河メディカルシステム(株)
広報グループ 松井亜起
TEL 0120-202-021
FAX 042-585-9541
E-Mail aki.matsui@ge.com
http://www.gehealthcare.co.jp

 

 GEヘルスケアグループの日本法人であるGE横河メディカルシステム(株)とGEヘルスケア バイオサイエンス(同)は,8月1日付で事業を統合し,新たに「GEヘルスケア・ジャパン株式会社」として事業を開始する。

 この統合に伴い,GE横河メディカルシステムはGEヘルスケア バイオサイエンスの事業を引き継ぐと同時に,8月1日付で社名を「GEヘルスケア・ジャパン株式会社」に変更する。GEヘルスケア・ジャパンは本社を東京都日野市に置き,代表取締役社長は現GE横河メディカルシステム 代表取締役社長兼CEOの熊谷昭彦(52歳)が引き続き務める。また資本金は60億1,648万5千円,資本比率はGEグループ75%,横河電機25%。

 この統合および社名変更を受け,日本における「One GEヘルスケア」をさらに浸透させるために,GEヘルスケア・ジャパンでは,これまでCT(コンピューター断層撮影装置)やMRI(磁気共鳴画像診断装置)などの画像診断装置事業を推進してきた画像診断機器統括本部と,超音波診断装置や麻酔器,生体情報モニターなどのビジネスを管掌してきたクリニカルシステム統括本部を統合し,新たにヘルスケア統括本部を新設するほか,両統括本部に所属していたサービス本部を統合し,ヘルスケア統括本部 サービス本部を新設します。また,ライフサイエンス統括本部を新設し,現GEヘルスケア バイオサイエンスの事業を展開する。

 GEヘルスケア・ジャパンの代表取締役社長を務める熊谷昭彦氏は,「今回の統合は,GEの新戦略『ヘルシーマジネーション(healthymagination)』を強力に推進する体制を確立し,地域に密着した事業発展を図るものです。これまで日本で培ってきたノウハウや経営資源を基盤に,日本のお客様のニーズを取り入れた技術・サービスを開発,提供することで,医療分野における総合ソリューション・パートナーとして,一段とお客様に近い視点からの事業展開を目指していく。同時に,日本発のイノベーション・テクノロジーをより積極的に世界に展開していきます」と述べている。

 GEの医療事業部門は従来,GEメディカルシステムの名称で,CTやMRIなど医療用画像診断装置の開発・製造・販売・サービス,ならびにヘルスケアITビジネスを主力としてきたが,2004年4月に診断薬やライフサイエンス研究用の機器・試薬における世界的なリーディングカンパニーであった英アマシャムを買収。その後はブランド名を「GEヘルスケア」に変更し,『Early Health(アーリーヘルス)』のビジョンを掲げて,発病前の兆候発見や個々人の遺伝性素因に合わせた予防医療のデザインなど,画像診断技術とバイオ科学の進化と融合を進めている。

 日本においてはこれまで,画像診断装置ビジネスを核とする「GE横河メディカルシステム」と,旧アマシャムのライフサイエンスビジネスを受け継ぐ「GEヘルスケア バイオサイエンス」の2法人を中心にヘルスケアビジネスを展開してきたが,GEの新戦略「ヘルシーマジネーション」が掲げる,より身近で広く質の高い医療の提供に向け,両社の経営資源を一層有効活用し,質の高い製品やサービスを一段と効率的に開発可能な組織体制とするため,8月1日付で統合する運びとなった。

 GEヘルスケア・ジャパンは,GE横河メディカルシステムの有する画像診断分野における世界最先端の技術と,GEヘルスケア バイオサイエンスが誇るバイオテクノロジー研究領域や創薬分野における最新鋭のノウハウを密接に組み合わせるとともに,両社の主要顧客である医療機関,ならびに創薬研究機関や製薬会社との連携を通じて,再生医療や予防医療,ならびにテイラーメード医療といったイノベーションを加速し,ヘルシーマジネーションが目指す医療コストの削減,医療へのアクセス拡大,ならびに医療の質の向上の実現を図る。加えて,世界各国で展開されているヘルシーマジネーションの取り組みと密接に連携することで,これまで以上に日本および世界の医療ならびに生命科学の発展に貢献していく。

ヘルシーマジネーション(healthymagination)は,世界が直面する深刻な医療問題の真の解決を目指して,このほどGEが策定したヘルスケアに関する新戦略。イノベーションで環境課題の克服を図る「エコマジネーション」(2005年5月導入)に続く中核戦略で,2015年までに60億ドルを投じて,100種類のイノベーションを実施し,15%のコスト削減,15%のアクセス拡大,ならびに15%の品質向上を実現することを目指していく。詳細はwww.healthymagination.com/newsを参照。