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（株）ナナオは，医用画像表示モニター EIZO RadiForce RS210（21.3型カラー液晶モニター，オープン価格）を2009年8月17日より発売する。
医療現場で使用されている医用画像表示モニターにおいて，解像度が2メガピクセル（192万画素）のカラーモニターは，CTやMRI画像などのモノクロ表示，また超音波や内視鏡，核医学画像などのカラー表示にも対応可能であり，これら用途に広く使用されている。
同社は，この2メガピクセルカラーモニターとしてRadiForce R22-Sを現在販売しているが，今回発表のRadiForce RS210は，その後継モデルであり，入力端子に新世代の映像入力端子DisplayPort（ディスプレイポート）を備え，コントラスト比と輝度を向上させた新IPSパネルを採用することで，従来モデルよりも高い利便性，高画質化を実現した。さらに，長期5年間保証の適用に加え，環境基準への適合により，モニターの維持管理費用の削減にも配慮している。
●追加した主な機能と特長
新世代の映像入力端子DisplayPortを含む3系統入力
映像入力端子の新規格DisplayPortとDVI-I 29ピン2系統，合計3系統の入力端子を装備し，幅広い入力方法に対応。
高画質を実現する新IPSパネル採用
コントラスト比1000：1および輝度300cd/m2と性能を向上させた新IPSパネルを採用し，高画質化を実現。モノクロ画像は立体感や質感などを細部まで表示できると共に，核医学などのカラー画像は各色彩をより鮮やかに表示できる。
輝度均一性を向上させるDigital Uniformity Equalizer機能
EIZO独自の技術を活かした Digital Uniformity Equalizer（DUE）機能は，液晶モニターの特性上これまで困難であった，表示画面上の輝度均一性を向上させる。
最適な表示モードが選べるCAL Switch機能
毎回キャリブレーションすることなく，MRIやCTなど表示する画像に適した輝度や階調に調整したモードが選べるCAL Switch機能を搭載。
縦横表示を自動で認識するImage Rotation機能
モニターに搭載した重力センサーにより，PC起動時のパネルの縦横方向に合わせて，適切な解像度で自動的に画面表示されるImage Rotation機能を搭載。グラフィックスボードの回転機能を使用しないため，描画速度を損なうことなく，安定した画像表示を提供。
On Screen Display（OSD）にカラーボタンガイド機能を搭載
OSDのフロントボタン操作時，画面上のボタンガイドがカラー表示されるため，暗い室内で作業する場合も操作ボタンを認識しやすくなった。
長期5年間保証
購入から5年間，センドバック方式による修理サービスを無償で提供。モニター導入後の保守，修理費などのランニングコストの削減に貢献する。
独自の環境基準EIZO Eco Products 2009に適合
より環境負荷の少ない製品開発を目指し制定した自社環境基準EIZO Eco Products 2009（EEP2009）に適合。旧版のEIZO Eco Productsや第三者機関の各種環境基準を満たすことはもちろん，主な要件である主電源オフ時の消費電力0Wや省電力モード時の低消費電力化も達成した。
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