(株)アールエフは,透視撮影台対応デジタルX線(DR)センサー「NAOMI-Slide(ナオミ・スライド)」の販売を開始した。「NAOMI-Slide(ナオミ・スライド)」は,透視検査中に造影X線写真(静止画)を撮影するためのセンサー。現在医院で使用している既存の透視撮影装置(X線テレビ装置)をそのまま利用し,センサーを上に乗せて使用する<トップオン方式>を考案。装置一式を取り替える必要がないため,コストをかけず,且つ時間や手間もかからずにデジタル化が可能となる。初年度の販売は250台を見込んでいる。
●主な特長
1. 低価格でデジタル化
現在医院で使用している透視撮影装置をそのまま利用できるため,コストをかけずに造影X線写真のデジタル化が可能になる。新たにデジタル対応の透視撮影装置一式を導入する必要はない。
2. トップオン方式
現在医院で使用しているほぼ全ての透視撮影台に取付けて使用することができる,同社独自の方式。
3. 指定点高速スライド
造影X線写真(静止画)を撮影する際に,リモコンのスライドボタンを押すと,あらかじめ指定した任意の撮影位置(指定点)にセンサーが自動で高速移動する。指定点は無段階で調整可能。ユーザーの任意の位置に調整でき,透視撮影(動画)を妨げず,必要な静止画を瞬時に撮影する。
4. 高精細画像
2008年度に市場シェアNo.1(49.5%)を獲得したMulti CCD Detector方式のデジタルX線センサーNAOMIを応用。NAOMIにはシャープと共同開発する高感度モノクロCCDを使用しており,わずかな光でも確実にとらえ,高精細で滑らかな画像を実現。
5. 利便性
透視撮影台対応デジタルレントゲン(DR)センサー「NAOMI-Slide(ナオミ・スライド)」は,透視撮影(動画)時の造影X線写真(静止画)を撮影するほか,一般撮影用としても使用することができる。
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