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（株）フィリップス エレクトロニクス ジャパン（以下 フィリップス）は，フラッグシップモデルであるBrilliance iCTシリーズに，新たに128sliceのBrilliance iCT SP（ブリリアンス アイシーティ エスピー）を加え，2009年6月1日より販売を開始した。これにより，フラグシップＣＴのBrilliance iCTシリーズは3種類となった。
Brilliance iCT シリーズ
・Brillinace iCT Enterprise（ブリリアンスアイシーティ エンタープライズ）
Intelligent technologyを搭載した256slice CT。
シンクライアントサーバを標準搭載。
・Brilliance iCT Workflow（ブリリアンス アイシーティワークフロー）
Intelligent technologyを搭載した256slice CT。
ワークステーションを標準搭載。
・Brilliance iCT SP（ブリリアンス アイシーティ エスピー）
Intelligent technologyを標準搭載した128slice CTを新たに発売。
iCTシリーズのプラットフォーム採用により，検査ニーズの多様化や検査件数の増加に合わせて256sliceへのアップグレードパスも可能な設計。2009年6月1日より販売開始。
Intelligent technology（インテリジェント テクノロジー）について
この技術は更なる多列化・高速化を実現する為にiCTシリーズ専用に開発された最新技術の総称で，フィリップスではCTにおける「Premium Standard（プレミアム スタンダード）」として位置づけられ，全てのiCTシリーズに標準搭載されている。
・NanoPanel3D（ナノ パネル）
焦点集束型の球面検出器技術に合わせて2Dの散乱線除去フィルターを搭載されたことにより，散乱線の影響を抑えた画質を提供する。
・i-MRC（アイ エムアールシー）
1000mA*1出力，SmartFocalSpotにより，条件に由らない安定した画質を提供する。
・Floating Drive（フローティング ドライブ）
非接触型の新しいガントリ軸受け機構の採用により最速0.27秒回転*1を実現。これにより全身検査のみならず，心臓検査においても時間分解能の高い画質を提供する。
・Eclipse Collimator（エクリプス コリメータ）
ワイドカバレッジディテクタによるヘリカルスキャンの問題点であった，画像に寄与しない部分へのムダ被ばくの問題を根本的に解決する。
*1 Brilliance iCT SPではオプション設定。
フィリップスでは，今回のBrilliance iCTのラインナップ強化により，近年ニーズが増加傾向にあるスーパープレミアム（超高級機）市場において，年間販売台数40台を見込んでいる。 |
