ブレインラボ(株)は,タッチスクリーン式デジタルシャウカステン「Digital Light Box」の販売を5月15日から開始する。Digital Light Boxの発売開始により,イメージングモダリティからのデータの表示だけでなく,観察,編集,計測をはじめ,手術支援機器としての機能を盛り込んだ大型ディスプレイを用いた手術が可能になる。
Digital Light Box
Digital Light Boxは,シャウカステン,手術室内ディスプレイ,PACSビューアーを包括した,タッチスクリーン式デジタルシャウカステン。臨床画像データがタッチスクリーンで自由に操作できるので,イメージングモダリティからのデータ編集が柔軟かつ直感的に行える。また清潔下の術者でも捜査ができる機能を有している。CT, MR, PET,PECT等画像のイメージフュージョンや,計測機能を搭載し,PACSサーバー内の患者画像データにもアクセスできる。
これまでアナログシャウカステンでかかっていたフィルム費用やフィルムの付け替えの手間などを省くと同時に,アナログで行っていた,計測や画像編集がワンタッチで操作可能になる。
さらに,Digital Light Boxをシャウカステンとして使用するだけでなく,手術用ナビゲーションシステムと接続することにより,術中画像や顕微鏡画像・ムービーなどを映し出し,OR内にて術中画像を表示することも可能となった。また,ナビゲーション操作は,手術室のナビゲーションシステムからでも,壁付のDigital Light Boxからでも可能,術前から術後までの患者画像データを一元管理する。
●主な機能
- イメージングモダリティからのデータの表示と編集
- DICOM, bmp, jpg, video(avi)などに対応
- CT, MR, PET/SPECT各画像のフュージョン
- 既存Webベースシステム(HIS, RIS, EPR)との接続性を確保
- PACSシステムとシームレスに接続
- DVD, CD, USBでスムーズなデータ交換
- ORでは術中ディスプレイ機能を統合し,ナビゲーションに活用(術中はスタイラス操作で清潔状態を確保)
|