東芝メディカルシステムズ(株)は,新製品「Viamo」(ビアモ)を商品化し,2009年4月より営業活動を開始する。
超音波診断装置は,検査時の患者さんへの負担が他の画像診断装置に比べて少なく,またリアルタイムに画像を観察できることから,腹部一般から全身までの幅広い臨床領域で使われている。「Viamo」は,プレミアムクラスの基本画質性能を小型のボディに搭載し,手術室から処置室や病棟など,幅広い診療シーンで使用可能な超音波診断装置。
本装置は4月17日からパシフィコ横浜で開催される国際医用画像総合展(ITEM2009)に出展される。
●主な特長
1. プレミアムクラスの基本画質性能
同社最上位機種のAplio XGと同等のプラットフォームを搭載。Aplioシリーズと同じ技術を搭載したプローブやPulse Subtraction. THI*の採用で,プレミアムクラスの基本高画質性能を実現。処置室や病棟でも,検査室と同様な高画質で検査することができる。
2. 高い機動性
スリムなポールタイプのカートシステムで病院内を軽快に移動,15秒以内の立ち上がり Press Release時間(レジューム時)ですばやく検査を開始することができる。ワンタッチでカートから取り外し可能な本体は内蔵バッテリーで稼動,HDDに画像を記録し,USBメモリで出力することもできる。
3. 直感的でフレキシブルな操作性
15インチの液晶モニタはタッチパネル式で,画面に表示されたボタンを直接触れることで,より直感的な操作感を実現。東芝独自のパームコントローラを中心とする操作パネルは使いやすくボタンが配置され,さらに各ボタンの機能を自由にプログラム可能。
* Pulse Subtraction THI:複数回の超音波送信と受信信号処理技術により, ハーモニック成分のみを取り出して精細な画像を構成する技術 |