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東芝メディカルシステムズ
128スライス/回転
同時撮影可能なマルチスライスCT
「Aquilion 64」発売開始

(2009/4/14)

●問い合わせ先
東芝メディカルシステムズ(株)
CT事業部
TEL 03-3818-2090
http://www.toshiba-medical.co.jp/

Aquilion 64

 東芝メディカルシステムズ(株)は,Double Slice Technology (ダブル スライス テクノロジー)を搭載したAquilion 64を4月1日より販売開始した。

 最高級機種Aquilion ONEで培った画像再構成法ConeXact(コーンイグザクト)を,Aquilion 64に搭載し,1回転のコンベンショナルスキャンで高精細な128スライスの画像を実現した。

 東芝のマルチスライスCTで定評のあるX-Y-Z3軸で等方向性をもつIsotropicな撮影に加え,新たな画像再構成法を採用することにより,空間分解能,密度分解能に優れた画像を可能にする。特に体軸方向の分解能が向上,細かい血管の走行までも鮮明に描出。さらに腹部領域や仮想内視鏡など多彩なアプリケーションソフトウエアにより,「より速く」「より広く」「より細かく」を追求し続ける東芝のCT技術は,また新たな臨床価値を提供する。

●主な特長

・スキャン機能
Double Slice Technologyは検出器から取得したボリュームデータを体軸方向に倍密度で再構成可能にする技術。たとえば0.5mm×64列でスキャンした場合,0.25mm間隔の画像が128スライス得られる。この画像再構成システムは焦点移動をしないため,画像1枚当たりのビュー数は従来のまま,精細な画像を提供するため,微細な血管の診断などに有用である。

・画像処理臨床アプリケーション(オプション)
1.コロンビューイングソフトウェア
近年注目されている大腸がん診断法であるCT Colonography(CTC)を強力にサポートするソフトウエアを開発した。CT画像を利用して,大腸領域を抽出したフライスルーとMPR画像のフュージョンにより,病変部の位置を的確に把握し,周辺部位も細かく観察できる。観察後はキー画像を添付したレポートを出力できるので,患者さんへのインフォームドコンセントに役立つ。
2.腹部臓器パーフュージョン
新たな臨床研究用に腹部臓器パフュージョンを開発した。これは腹部領域の新たな診断ツールとして腹部臓器の灌流情報をカラーマップで表示する。造影剤自動検知システム:RealPrep.(リアルプレップ)との併用で造影効果を最大限に引き出すとともに,得られたデータから最適な解析結果が得られる。アキシャル画像とのフュージョンではマップ内の任意の部位での数値計測もでき,視覚的にも理解しやすい表示が可能である。

Double Slice Technologyとはダブルスライス再構成ソフトウエアを搭載した場合,利用可能