(株)ユーズテックは,車載検査画像転送用の携帯型DICOMストレージ装置「U’s-Carry」を,2009年4月17日から放射線科関連販社を通して発売する。
「U’s-Carry」は,検診車からのDICOM画像データの施設内への搬送に用いられる,携帯型DICOMストレージ装置。これまで使われているDVD-RAM運用時の,長い転送時間の短縮,読み取りエラーの低減など,飛躍的に信頼性を上げることができる。
●主な特長
【データの管理に便利】
従来のDVD-RAMでは,実際に撮影検査を行った検査数とDVDに保存された画像枚数の比較や,施設内でDVDから送信した画像枚数の比較が困難であったため,エラー発生時には,不足したデータの検出に多くの手間がかかったが,本装置を使用することで受信枚数と送信枚数の比較だけでなく,どの検査のどの画像がエラーであるのか,簡単に確認することができる。(バス号車ごとの処理数日報,月報の作成が可能)
【DVD-RAMよりも高速】
健診車で撮影した画像データをDVD-RAMを使わずに施設へ搬送して,PACSへオンライン送信できる。施設内ではDICOMストレージで本装置からPACSへ当日撮影分の画像を一括転送するので,DVD-RAMに比べて圧倒的に早く画像の転送が完了する。施設側では複数台同時転送も可能。
【DVD-RAMよりも大容量】
内臓ハードディスクは160GB。DVD-RAM約40枚分のデータを転送可能。DVD-RAMを何枚も入れ替えるような手間が省ける。
【DVD-RAMよりも高信頼性】
内蔵ハードディスクはハードウェアミラーを使用。もし,ハードディスクに障害が発生しても,障害の発生したハードディスクを取り替えるだけ。また,本装置に使用されているハードディスクは車載用に設計された特別なもので,振動に対しても耐久性がある。
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実験風景 |
受信中画面 |
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