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血管造影/IVR  血管造影/IVR

オリンパスメディカルシステムズ
イスラエル・Medinol社と
胆管メタリックステント「X-Suit NIR®」を
共同で商品化

(2009/3/18)

●問い合わせ先
オリンパス(株)
広報・IR室
TEL 03-3340-2285
http://www.olympus.co.jp/

胆管メタリックステント「X-Suit NIR(R)」
胆管メタリックステント
「X-Suit NIR®

 オリンパスメディカルシステムズ(株)(以下オリンパス)は,Medinol LTD.(以下メディノール社)の協力に基づいて,狭窄した胆管の拡張,維持を目的とした胆管メタリックステント「X-Suit NIR®」(エクスートニア)の商品化を実現し,欧州およびアジア一部地域で2009年3月27日から,米国では同年4月24日からオリンパスが独占的に販売を開始する。なお,日本では製造販売承認取得後に発売を予定しており,全世界での販売を目指す。

●主な特長

1.形状記憶合金で独自の網目構造「NIRflex Cell Design」を採用
太く大きな山のワイヤと,細く小さな山のワイヤを交互に連結する独自の網目構造により,メタリックステントに要求される優れた拡張力と柔軟性を両立させた。また,向かい合ったワイヤの山と山が重ならない構造により,曲げた際にも平坦な表面を維持するとともに,細かい網目構造により,胆管壁への高い密着度を実現する。 さらに,デリバリーカテーテル先端から留置する際のステントの短縮もほとんどなく,所望の位置に留置することが可能。

2.優れた拡張力と柔軟性を両立
太く大きな山のワイヤが強い拡張力を,細く小さい山のワイヤが縦の力を横に逃がす働きにより高い柔軟性を生み出している。これにより,屈曲した胆管にも座屈せずにフィットするとともに,再狭窄のリスクを軽減する。

3.優れた挿入性能と安定したステント留置性能を実現するデリバリーカテーテル
最適なテーパー形状と硬さを実現した先端チップ搭載のカテーテルにより,十二指腸乳頭への挿入性と胆管狭窄突破性能を高めた。また,カテーテルの内筒と外筒の間に中筒を採用することにより,カテーテルが曲がった状態でも内径が確保されるため,一定の力でステント留置が可能。

同社 代表取締役社長 森嶌 治人氏のコメント
「胆管病変の内視鏡的治療に必要不可欠なメタリックステントを,まもなく発売できることになりました。このステントはイスラエルのメディノール社の協力のもと,商品化に向けて長期間にわたって研究・開発した製品です。ステントの性能として極めて大切な”拡張性”と”柔軟性”の両方を兼ね備えた,いわば”オリンパスらしい独自デザインで高品質なステントシステム”として,自信を持ってお勧めできる製品に仕上げることができました。」