オリンパスメディカルシステムズ(株)は,肺がんのリンパ節転移の確定診断を行うための「超音波気管支鏡ガイド下針生検」を実現する「超音波気管支ファイバービデオスコープ OLYMPUS BF TYPE UC260FW」(以下,「BF TYPE UC260FW」)を3月2日に国内で発売する。
●主な特長
1.「超音波気管支鏡ガイド下針生検」を実現
電子コンベックス走査方式により穿刺方向全域の画像を表示する「BF TYPE UC260FW」と専用のディスポーザブル吸引生検針との組み合わせにより,超音波画像下でリンパ節の位置を確認しながら検体採取が可能。また,「BF TYPE UC260FW」は従来機種より0.2mm広い内径2.2mmの鉗子挿通用管路を確保することにより,吸引生検針の挿入性や吸引性能の向上を図っている。
2. 同社製の「EU-ME1」をはじめ複数の超音波観測装置との接続が可能
着脱式の接続ケーブルを変えることで,従来機種の同社製小型超音波観測装置「EU-C2000」以外にも複数の装置との接続が可能。消化管用など同社製の各種超音波内視鏡と互換性を有する「EU-ME1」のほか,アロカ(株)製の超音波診断装置「ProSound α5」および「ProSound α10」には,2009年4月から接続可能になる予定。さらに,スコープ本体と接続ケーブルの分離により,内視鏡洗浄消毒装置への設置が簡便になった。
3. 高画質な超音波画像を実現
「EU-ME1」やアロカ(株)製の超音波診断装置との組み合わせにより,表示範囲が従来機種より10度広い60度の高画質な超音波Bモード画像に加え,血管とリンパ節の識別をサポートする高感度なドプラ機能にも,血流の有無のほか血流の方向を色分けして表示するカラーフローモードを採用している。さらに,超音波周波数は5/6/7.5/10/12MHzから選択が可能。
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