キヤノンマーケティングジャパン(株)(以下キヤノンMJ)は,2009年1月1日付で,グループ会社の合併および医療ソリューション分野の事業移管を行う。これにより,各社の事業運営の効率化と専業化を行い,ITソリューション事業の売上目標を3000億円とするグループ重点戦略「ITS3000計画」の実現に向けて,競争力の強化と提供サービスの質的向上を図る。
キヤノンITSの医療ソリューション事業を(株)FMSへ移管
キヤノンITSは,医療ソリューション事業を同社の子会社である(株)FMS(以下FMSとする)に2009年1月1日をもって移管する。またこれに伴い,FMSは社名を「キヤノンITSメディカル株式会社」に変更する。
FMSは,キヤノンITSの完全子会社で,診療所向けのレセプトコンピュータや電子カルテシステム,各種医療関連ソフトの開発,販売を行っている。資本金96百万円,従業員数は約120名※。
これまでキヤノンMJグループの医療ソリューション事業は,主として大規模病院向けの電子カルテ等のシステム開発に強みをもつキヤノンITSと,診療所など小規模施設に強みをもつFMSの2社を中心に展開してきたが,FMSに一本化することにより,大規模病院から診療所まで広範囲なソリューションを一貫したコンセプトの下で顧客に提供できる体制が整う。また,両社のビジネスノウハウを融合することにより,医療ソリューションにおける新たなビジネスモデルの提供も可能になる。これにより,医療およびヘルスケア分野におけるキヤノンブランドの確立を目指す。
※ 従業員数は2008年11月1日現在
<事業移管後の会社概要> |
会社名 |
キヤノンITSメディカル株式会社 |
事業内容 |
医療分野向けソリューション(レセコン,電子カルテ,健診等) 並びにサービスの提供と,それに伴うハードウェア構築 |
本社所在地 |
大阪市淀川区西宮原1-8-29 |
代表取締役社長 |
達脇 正雄 |
資本金 |
96百万円 |
株主構成 |
キヤノンITソリューションズ株式会社 100% |
従業員数 |
約180名 |
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