(株)アドバンスト・メディアは,話すだけで電子カルテや読影レポートを入力できる医療向け音声入力システム「AmiVoice® Ex」シリーズをさらに使いやすくした「AmiVoice® Ex」Ver. 6.70を,2008年11月より発売する。
「AmiVoice® Ex」シリーズは,2008年9月末において全国2,700箇所以上の医療施設にて導入され,2004年の発売以来,医療現場で「認識率が高い」「使いやすい」「効率的」という高い評価を受けている。
●バージョンアップによる改善点
- 専用ハンドマイクの機能追加
マイクボタンの機能増加,キーボードショートカットの種類追加,直接入力モードのハンドマイクの機能改善を行い,操作性がより一層向上した。
- 登録単語,登録された音声データなどの一括インポート・エクスポート
従来の登録単語とテンプレートのインポート・エクスポート機能に加え,音響学習効果,候補学習効果,設定内容の一括インポート・エクスポートが可能になった。ユーザデータのバックアップや,別の端末への移行がより簡単になった。
- 医療辞書の充実
新薬追加,不要単語見直し,削除などにより,医療辞書のアップデートを行い,認識精度の向上を実現した。
- その他,基本性能の見直し
録音ボタンを押す際のレスポンス向上など機能性をアップすることにより,作業効率を向上した。
「AmiVoice® Ex」シリーズは,電子カルテなどの療法・処置などの所見入力,診断書作成,他院への紹介状作成に利用でき,各現場で多用される処置名・薬品名・病名・症状などの専門用語を搭載し,高い認識精度を実現している。 また,当製品は,煩わしいキーボード入力の負担と時間を削減し,忙しい医療現場の業務効率化を図ることが出来る。その結果,患者とのコミュニケーションやサービスの向上にも貢献する。
当製品は,従来の市販音声認識ソフトとは異なり,事前の声の登録が一切不要(不特定話者対応)で,アクセントや話すスピードにも柔軟に対応する。また,専用のハンドマイクで簡単に入力・修正ができ,使えば使うほど認識率が高くなる自動学習機能も搭載している。電子カルテだけでなく,各種アプリケーションにおいても音声入力が可能である。
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