島津製作所は,本社工場(京都市中京区西ノ京桑原町1)にある医用機器のショールーム「メディカルセンター」をリニューアルし,医用画像診断装置と臨床アプリケーションの最新情報を顧客に提供する体制を強化した。
【概要】 |
名称: |
イメージングシステムショールーム「メディカルセンター」 |
場所:: |
本社工場内 研修センター1階(本社工場内で移転) |
展示面積: |
428m2 (リニューアル前は,375m2) |
主な展示品: |
X線テレビシステム,Cアームテーブル,血管撮影システム,一般撮影システム,外科用X線テレビシステム,回診用X線撮影装置,PET/CT装置,超音波診断装置,電子カルテシステム,画像ファイリングシステム他 |
メディカルセンターは,画像診断装置や臨床アプリケーションの紹介をはじめ,最新技術の情報提供,共同研究を行う場として,年間約3000人の来訪者を迎えている。今回,購入調査で訪れる国内外の顧客の見学の他,ユーザーや専門学会・研究会との関係強化・深耕を図るため,本社工場内で移転・リニューアルし,顧客の要望に一層高いクオリティで応えることができるよう展示内容と設備を充実させた。
新しい設備内容は次のとおり。
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超高精細画像を得られる直接変換方式フラットパネルディテクタ(FPD:平面X線検出器)を搭載した最新装置3機種を設置。必要に応じてX線撮像が可能。
- 上記の3機種を設置した各室内は,病院の検査室を模し,間接照明や壁面装飾等の空間デザインを施して,明るく,安心感のある新しい検査環境の一例として提案。
- 直接変換方式FPDによる最新アプリケーションの紹介,画像の供覧ができるコーナーを設置し,新たな臨床価値を紹介。
- 血管撮影システム室に,血管系疾患の治療方法であるカテーテル* の基本操作を,実際のデバイスを使用して体験することが可能なシミュレーターを設置。カテーテル・トレーニング設備を社外の顧客に提供。
*カテーテル: 血管内治療の際に使われる医療用細管。
なお,今回のオープン記念として,同社医用機器の展示会「島津メディカルフェスタ2008」を10月9日(木)〜11日(土)に行う。最終日には,東京医科歯科大学大学院の教授である川渕孝一先生を迎え,「医療改革とこれからの病院経営」と題した記念講演会を開催する。
島津メディカルフェスタ2008の詳細はこちらから。 |