オリンパスメディカルシステムズ(株)は,尿管・腎盂内の腫瘍の観察や結石の処置などを目的とした「腎盂尿管ビデオスコープ OLYMPUS URF TYPE V」を,7月22日から日本で販売を開始し,順次,欧米やアジア等,全世界で販売していく。本商品は,高解像CCDの採用により,従来の腎盂尿管ファイバースコープに比べ画像サイズは約3倍,色ズレや網目のない,明るく鮮やかな高画質を実現し,NBI観察にも対応する。
●主な特長
高解像CCDの採用により,微細病変の観察をサポート
先端に搭載された高解像CCDは,色ズレや網目のないビデオスコープならではの明るく鮮やかな解像力で,微細な病変の観察をサポートする。
大画面で高画質な観察画像を実現
従来の腎盂尿管ファイバースコープと較べて約3倍の画像サイズを実現。大画面の高画質な観察画像でより精度の高い診断に貢献する。
診断の可能性を広げるNBI観察を実現
粘膜表層の毛細血管や粘膜微細模様が色調の違いとして表示されるNBI観察との組み合わせにより,精密診断をサポートする。モニター上では粘膜表層の毛細血管が茶色に,粘膜下組織内部の血管が青緑色に表示される。
スコープ先端部の操作性を向上させる新採用の挿入部回転機構
新採用の挿入部回転機構により,スコープ挿入部を左右90°に回転可能です。上下方向の先端湾曲との組み合わせにより,スコープ先端部を全周方向に微細な操作が可能である。
腎盂内の広範囲な観察を可能にする先端湾曲機構
Down側の湾曲角275°は下腎杯のアクセスを,またUp側の湾曲角180°は上・中腎杯へのアクセスを容易にする。 |