東芝メディカルシステムズ(株)は,PACS「Rapideye」シリーズの新製品として,「RapideyeCore」を7月16日から発売した。「簡単,便利,スピーディに使える医用情報システム」をコンセプトに開発。静止画や動画の統合管理やMFER形式の心電図データ,Windows®汎用ファイルの保存・管理が可能。放射線部門にとどまらず,他部門のデータもシームレスに統合する。新システムは,7月16日〜18日に開催された国際モダンホスピタルショウ2008で展示された。
●主な特長
院内の部門システムを1つのシステムで管理・運用が可能
- 心電図,内視鏡など放射線部門以外の画像も一元管理することで,電子カルテなど院内の情報システムと連携。初期投資コストを抑えたシステム構築が可能
- 配信系のアプリケーションをWeb対応させたことで,ほかの院内の情報システムに容易に画像が配信できる。
モダリティのコンソール上で行っていた画像処理機能を提供
- 独自のSyncShot機能により,検査のスループットを向上し,患者取り違えを防止する。
- サーバサイドアプリケーション技術により,モダリティのコンソール上で行っていた画像処理をPACS側で行える。
大容量データハンドリングと遠隔診断での高速データ配信
- Aquilion ONEのようなモダリティから大量に発生するデータを管理するEnhanced DICOMデータハンドリング機能を搭載。Web配信機能と組み合わせて遠隔医療においても,高速なデータ配信を実現する。
PACS基本性能を大幅に向上
- 画像受信・展開速度を大幅に向上させたほか,ビューワソフトウエアにハンギングプロトコル相当機能,DICOM-GSPS機能を搭載し利便性を上げた。
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