富士フイルム(株)と三洋電機(株)は,電子カルテとの連携を強化した多機能ワークステーション「FCR CAPSULA VIEW」を共同開発した。
本製品は,医療用デジタルX線画像診断システムCRのシェアNo.1である富士フイルムが提供する,「FCR」・内視鏡・超音波などの検査結果を統合管理できる「FCR CAPSULA VIEW」と診療所向け医事会計/電子カルテシステムのトップメーカーである三洋電機の医事一体型電子カルテ「Medicom-HR」の連携機能を強化したもので,本年9月より,富士フイルムの国内販売子会社である富士フイルムメディカル(株)が販売する予定。
電子カルテ連携型「FCR CAPSULA VIEW」は,撮影指示・画像確認・画像処理・バックアップなどを集中的に処理する検査管理機能と,受付・診察・会計までを一括して処理する医事・電子カルテ機能を1台の端末操作で提供する。また,新しい機能として,電子カルテからの「FCR」への検査オーダー依頼や,「FCR」から出力された検査画像の電子カルテ上への自動表示が可能となり,診察業務の効率化に貢献する。さらに,検査結果の画像や電子カルテを見るための端末が1台で済むため,医師の机上の省スペース化にもつながる。
■ 電子カルテ連携型「FCR CAPSULA VIEW」 と従来システムとの比較
下図のように,電子カルテ連携型「FCR CAPSULA VIEW」では,従来のシステムで必要であった診察室内の電子カルテ端末が不要となる。
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