富士通(株)は,主に大規模病院・大学病院に提供してきた個別カスタマイズ型電子カルテソリューションのEXと,主に大・中規模病院において150システム以上の実績を有し,ノンカスタマイズ型で定期的な機能レベルアップサービスを提供してきたFXの機能や特長を融合した,電子カルテソリューション「HOPE/EGMAIN-GX(ホープ イージーメイン ジーエックス,以下 GX)」の販売を開始した。
●主な特長
〈シェアNo.1の実績で培われたノウハウを結集し,医療現場における使いやすさを追及〉
電子カルテソリューションで導入数国内シェアNo.1の実績を生かし,診療現場の声を集約しながら,利用する医師・看護師を中心とした医療スタッフが直感的に操作できることを目指して画面デザインを一新した。患者の状態を把握しやすくする患者基本情報の常時表示やHTML化によるカルテの表現力向上,必要な情報へ素早くアクセスするためのナビゲーターからの情報検索,付箋機能,利用者単位のお気に入りボタン,最近使ったツールの登録機能など,ユーザーインターフェースを向上し,医療現場における使いやすさを追求している。また,インフォームドコンセントを受ける患者にとっても見やすく,分かりやすいカルテになっている。
〈業務の効率化を支援するきめ細かい機能の提供〉
外来患者用診療カレンダーや看護のポータルとなる経過表機能の拡充などにより,診療情報の俯瞰性の向上,また,医療スタッフのワークフローに沿った画面の展開により,業務の効率化を実現した。その他,診療プロセスに応じたクリティカルパスの変更や地域連携パスへの拡張を視野に入れたプロセスパス機能などを追加し,医療の標準化や,より質の高い医療の提供を支援する。
〈現場の声を反映して成長する電子カルテソリューション〉
同社の電子カルテソリューションの利用者で構成されるユーザーフォーラム「利用の達人」において検討された機能追加や機能改善を,定期的なレベルアップサービスとして提供する。これにより,利用者は,実際の診療現場から集約された電子カルテソリューションの利活用に関する課題に対応した最新機能を,保守契約のサービス範囲内で利用できる。
《電子カルテソリューション「HOPE/EGMAIN-GX」のカルテ基本画面》
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