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（株）フィリップス エレクトロニクス ジャパンは2008年6月12日より，生体情報モニタIntelliVue MP80の販売を開始した。IntelliVue MP80はICU，CCU等の急性期病棟，手術室で使用される生体情報モニタで，同社の既販売品であるIntelliVueプラットフォームモニタシリーズの一員となる。
IntelliVueプラットフォームモニタは，同一の集合型搬送モジュールを搭載可能な全7機種から構成され，バッテリによる連続稼働が5時間可能なMP20/ 30から，手術室で麻酔医・執刀医・体外循環技師用に３種類の異なる画面を提供可能なMP90という院内のニーズに合わせたきめ細やかなラインナップを有している。本プラットフォームモニタ全機種で，新生児から成人に適応可能な精度とアルゴリズムを有する測定モジュールを共用しており，共通のユーザーインターフェイスと自由度の高い画面レイアウト機能と相まって統合されたモニタリングソリューションを提供している。
病院施設での急性期病棟や手術部門では多くの医療機器を使用して高度かつ献身的な医療が提供されている。それらの医療現場では，すべての医療スタッフで情報が共有できるディスプレイ表示，患者を迎える快適な環境を作るための柔軟な機器の設置といった，環境面でのニーズが高まっている。
IntelliVue MP80は，本体と別構成のディスプレイで構成され，ディスプレイ一体型のIntelliVue MP70より多くの情報を表示する大きな画面，長い時間幅の情報を表示するワイド画面が選択できることで表示に対する自由度を向上させ，同時に設置要件においても選択肢の幅を広げることができる。
今回，新しいMP80を加え全8機種とすることで，CCUなどより長尺の心電図表示が必要な部門，手術室などのトレンドや解析データ，各種生体情報パラメータといった多様なデータの一覧性が必要な部門などに，より幅広い選択肢を提供できるようになる。 |
