キヤノンは,医療用X線デジタル撮影装置の新製品として,小型・軽量・薄型で高いコストパフォーマンスを実現したハンディタイプの“キヤノン デジタルラジオグラフィ CXDI-60G”を8月初旬より発売する。
"CXDI-60G"は,世界初のカセッテタイプのX線デジタル撮影装置として市場で好評を博した「CXDI-31」(2001年9月発売)の後継機種。「CXDI-31」の小型・軽量・薄型という特長を継承しつつ,高いコストパフォーマンスを実現したモデルで,規模や予算に応じた柔軟なシステムの構築が行える。また,電源供給およびデータ転送用の接続ケーブルは途中で着脱が可能なため,1台の“CXDI-60G”を複数の撮影室で使用することができる※。
“CXDI-60G”は,重さわずか2.7kg,厚さ約22.5mmの軽量・薄型タイプながら,234×284mmの有効撮影範囲を備えており,整形外科の分野で撮影頻度が高い,手・肘・足・膝などの撮影に威力を発揮する。撮影後約3秒で画像が表示され画像の確認が素早く行えるため,撮影効率の向上に寄与する。また,画像処理性能を高めたキヤノン独自のコントロールソフトウエアにより,撮影部位ごとの最適な診断画像を得ることができ,診断精度の向上にも貢献する。 環境面においても,欧州のRoHS指令に対応した環境配慮設計を実現している。
※オプションのパワーボックス(追加用・別売),パソコン(別売)などが別途必要。
●主な特長
- 重さわずか2.7kg、厚さ22.5mmの可搬性に優れた小型ハンディタイプ
- CXDI初となるデタッチャブルケーブルを採用
- 汎用インターフェースの採用
- 高い解像度を実現
- 最新の医用情報通信規格に対応したコントロールソフトウエアを同梱
- リアルタイム撮影・表示
- RoHS指令に対応した環境配慮設計
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