オリンパスメディカルシステムズ(株)は,鼻腔,咽頭,喉頭の観察を目的に,高画質のフルスクリーン画像でNBI観察※2 を実現する「耳鼻咽喉ビデオスコープ OLYMPUS ENF TYPE VQ」(以下,「ENF-VQ」)を6月2日から国内で販売を開始し,順次,欧米やアジア等,全世界で販売を予定している。なお,同製品に世界初の照明レンズ一体成型の透明樹脂を採用することにより,明るさと配光性を向上させた。これに加え,高解像CCDの採用により,四隅まで明るい迫力のフルスクリーン画像を高画質で実現する。
※1 2008年5月14日現在。内視鏡分野において。
※2 NBIはNarrow Band Imagingの略。血液中のヘモグロビンに吸収されやすい狭帯域化された2つの波長(390〜445nm/530〜550nm)の光を照射することにより,粘膜表層の毛細血管や粘膜微細模様が強調表示される画像強調観察。内視鏡統合ビデオシステム「VISERA Pro(ビセラ・プロ)システム」との組み合わせで使用可能(国内)。
なお,「ENF-VQ」は2008年5月15日から17日まで開催予定の「第109回日本耳鼻咽喉科学会総会・学術講演会(学会長:関西医科大学耳鼻咽喉科 山下 敏夫 教授)」に出展する。
●主な特長
・四隅まで明るい迫力のフルスクリーン画像を高画質で実現
内視鏡先端部に世界で初めて照明レンズ一体成型の透明樹脂を採用することにより,明るさと配光性を向上さた。また,高解像CCDの採用により,四隅まで明るい迫力のフルスクリーン画像を高画質で実現する。
・ NBI観察を実現
粘膜表層の毛細血管や粘膜微細模様が色調の違いとして表示されるNBI観察との組み合わせにより,精密診断をサポートする。
●主な仕様
項目 |
仕様 |
視野角 |
90° |
観察深度 |
5〜50mm |
先端部外径 |
φ3.9mm |
挿入部外径 |
φ3.6mm |
有効長 |
300mm |
湾曲角 |
UP/DOWN 130°/130° |
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