(株)フィリップス エレクトロニクス ジャパンは,2008年4月1日,デジタルX線一般撮影装置のラインナップが強化されたことを発表した。
同社は,国内では2001年よりFD搭載一般撮影装置Digital Diagnost(デジタル ダイアグノスト)シリーズの販売を開始してから,大規模病院クラスへのハイエンド(X線管球とFD一体型)X線一般撮影装置の販売としては,トップシェアの実績をおさめている。
2001年の発売以来,X線一般撮影の最も基本的な構成である立位用・臥位用のそれぞれにFD搭載装置(TH/VS)を主力に,高品位一般撮影に求められる幅広いニーズに答える装置ラインナップを展開してきた。
2007年12月,日本で販売を開始したEssentaDR(エセンタ・ディーアール)は,今までの立位・臥位に加え,多彩なポジショニングに柔軟に対応できる点が特徴である。X線管球とFDをU字アーム構造で連結したコンパクトな装置は,操作も非常に容易なことから,スムーズにフィルムレス化を進めたい中小規模病院や,救急,検診目的にも導入できる。
EssentaDRの販売開始で,デジタルX線一般撮影装置のラインナップが強化されたことを契機に,より病院のニーズに即した装置と高品位のフィルムレス化医療を提案できる体制が整った。 |