日本メドラッド(株)は,Stellant®CTインジェクションシステムのオプション機能として,血管外漏出検知装置XDSの製造販売認証を取得した。XDSは,造影剤注入装置トップメーカーであるMEDRAD
Inc.(米国ペンシルバニア州)の最新の研究開発によって誕生した世界初の高周波ラジオフリークエンシー方式を採用した信頼性の高い血管外漏出検知装置。
CT用造影剤の血管外漏出は,静脈内に注入されるべき造影剤が血管周辺組織に漏れ出すもので,200例〜400例に1例発生するものと推定されている。CTの造影検査は年間国内で530万件行われており,相当数の患者に血管外漏出が起こっているというのが現状である。同製品はより安全な造影CT検査を可能にする画期的な装置である。
同製品は,世界初の高周波を利用して血管外漏出を検知するメカニズムを採用しており,高い精度で血管外漏出を検知するだけでなく,振動や発汗などによる偽陽性検知を起こしにくい構造となっている。
2008国際医用画像総合展(4月4日〜6日,パシフィコ横浜)の日本メドラッドブースにて展示,発売は2008年9月の予定。
●製品概要
【製品名】 |
血管外漏出検知装置XDS |
【販売名】 |
(ステラント本体とXDSを含む) メドラッドCTインジェクター
STL/D
又はメドラッドCTインジェクター STL/S |
【製造販売認証番号】 |
(ステラント本体とXDSを含む) 21400BZY00411000
又は 21400BZY00492000 |
【製造販売認証取得日】 |
2008年3月7日 |
【定価】 |
350万円 |
【発売開始時期】 |
2008年9月1日 |
【海外での承認状況】 |
2008年3月13日現在,米国,オーストラリア,カナダ,香港等,世界88の国及び地域で承認 |
【2008年販売予定台数】 |
全世界で200台 |
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