(株)フィリップス エレクトロニクス ジャパンは,2008年4月1日より事業部名称「メディカルシステムズ」を「ヘルスケア事業部」に変更するとともに,2008年3月3日付で100年以上もの歴史を持つフィリップスのロゴマークをリニューアルすることを発表した。
同社のメディカル市場における活動は,1895年の世界初の商用X線管球を製造したCHF
Muller(ハンブルグ)買収,1918年に初めて医用X線管球の発表からはじまり1933年までにはヨーロッパおよび米国で医用X線装置の製造を展開し,今日までにメディカル市場におけるグローバル・リーダーとして市場を牽引してきた。
近年,世界各国のヘルスケア市場がGDPを上回る速さで成長し,高騰する医療費が大きな社会問題として取り上げられている。その社会背景に先駆け,同社は1998年より複数の買収を行い,医療機関へのソリューションプロバイダーから,ヘルスケア領域におけるライフサイクルのさまざまな場面において先端技術と問題解決を提案できる企業となるため,事業規模・事業内容を拡大し続けている。
これらの買収を通じて,従来の画像診断関連ビジネス,生体情報モニタリング,救命救急,生体情報管理などの各種製品群に加え,コンシューマー向けヘルスケア/ウェルネス製品,在宅医療を提供する体制が整ったことから,事業名称を「メディカルシステムズ」から「ヘルスケア事業部」へと変更した。
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