日本ヒューレット・パッカード(株)(以下,日本HP)は,医療現場における3D医用画像解析システムの普及に向けて(株)AZEとの協業を開始する。
AZEは,2006年からワークステーションに同社独自の3D画像処理ソフトウエアを搭載したネットワーク型3D画像解析システム「AZE
VIRTUAL PLACE TERMINAL SERVER」を提供してきた。同製品のプラットフォームに,日本HPのx86サーバ「HP
ProLiant ML350 G5」,クライアント標準機にパーソナル・ワークステーション「HP
xw4600 Workstation」を採用した新しいAZE VIRTUAL PLACE
TERMINAL SERVERソリューションの提供を5月より開始する。高性能な日本HPのハードウエアとAZEの3D医用画像解析ソフトウエアを融合させ,臨床現場により優れた医療環境の提供をめざす。また,ネットワークを利用した3D画像解析システムの強化などを行い,より細かな医療ニーズへの対応を進めていくほか,AZEがすでにビジネスを開始している北米,ヨーロッパ,東南アジアなどへの展開も行う予定。2008国際医用画像総合展をはじめとした展示会や学会などにおいては共同でマーケティング活動を展開していき,市場の拡大を図っていく。
●主な特長
- 国内外の医療業界でも高い導入実績を誇る日本HPのサーバとワークステーションを採用することで,稼働の安定性と画像処理速度の向上を図ることができる。
- 従来はクライアント単体で動作していた環境にサーバを組み合わせることで複数のクライアントからの同時アクセスが可能になり,画像解析をより柔軟かつ迅速に行うことができる。
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