東芝メディカルシステムズ(株)は,直接変換形X線平面検出器(FPD)を搭載し,国産メーカーが開発した初のデジタルマンモグラフィ装置として,「MUG-1000D形
MAMMOREX Pe・ru・ru DIGITAL(マンモレックスペルルデジタル)」の販売を4月より開始する。同装置は,最新のデジタル技術により高画質・高スループットを実現。また,2007年グッドデザイン賞金賞を受賞した「MAMMOREX
Pe・ru・ru」のデザインを踏襲し,受診者へ安心感と清潔感を与える装置になっている。
● 主な特長
〈高画質〉
- アモルファスセレンを用いた直接変換形FPDにより,微細石灰化病変に対しても高い検出能を持つ。収集された画像データは,階調処理などを行う際に適切なパラメーターを設定し,さまざまなが画質調整が可能。
〈受診者・操作者にやさしい〉
- ラウンドフォルム形状,パール色仕上げの外観や,腕にフィットし緊張を和らげる撮影部形状とアームレスト(国内外に特許出願中)を採用。同社独自の柔軟な圧迫板と圧迫制御方式により受診者の痛みの低減なども期待できる。
- 世界最大(2008年3月現在)の70cmのSIDと日本人女性の体型に合わせたコンパクトな直接変換形FPD(17cm×24cm)の搭載により,容易なポジショニングの実現とともに,MLO撮影時のブラインドを最小限に抑える配慮がされている。
〈高い検査効率を実現〉
- アイソセンター方式Cアーム回転や前回の撮影角度を記憶して反対側のMLO角度で自動的に停止するメモリ機能を搭載
- 検出器自動校正処理を高速化し,約30秒ごとの撮影サイクルを実現した。ポジショニング完了後すぐに次の撮影ができる。
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