(株)ナナオは,デジタルマンモグラフィ表示モニター
EIZO RadiForce GS520 (21.3 型モノクロ液晶モニター,オープン価格)を2008年4月10日より発売する。
同社では,デジタルマンモグラフィ画像を表示するモニターとして求められる高解像度,多階調表示,微細な表示を可能にする高鮮鋭度などの性能を兼ね備えた高性能モニターとして,5メガピクセルモノクロ液晶モニターRadiForce
GS510(2006年7月より販売開始)を提案している。今回発表のRadiForce GS520
はその後継モデルとなり,高濃度分解能が要求されるマンモグラフィ画像表示に適応した,12bit(4,096
階調)の多階調同時表示や,ニーズに合わせて選ぶことができるよう各種グラフィックスボードにも対応している。また,安心して長時間使用できる5年間基本保証を実現し,利便性を一段と高めている。
●主な特長
EIZO 独自の多階調化技術で滑らかな12bit
同時表示を実現
新しいフレーム・レート・コントロール(FRC:Frame
Rate Control)多階調化技術(特許出願
中)により,13,771 階調の豊富なルックアップテーブルから4,096 階調を選択・表示する12bit
多階調同時表示を実現。これにより,微妙な濃度差の違いを識別することが要求されるデジタルマンモグラフィの高画質表示を実現した。
ニーズにあった各種のグラフィックスボードに対応
12bit あるいは10bit 同時表示の実現のためのPacked-Pixel
信号接続,その他Dual Link や描画速度を重視したSingle Link 信号接続などニーズに合わせて選ぶことができるよう各種のグラフィックスボードに対応している。
長期間の使用をバックアップする安心と信頼の5年間保証
購入から5年間長期にわたり安心してモニター使用できるため,長期的な視点に立ったコスト削減に貢献。
推奨輝度の維持を保証
保証書に定めているバックライトの製品使用時間内であれば推奨輝度の維持を保証。
最適な表示モードを瞬時に選べるCAL Switch
機能
毎回キャリブレーションすることなく,デジタルマンモグラフィや超音波画像など表示する画像に適した輝度や階調に調整したCalibration
モードが選べるCAL Switch 機能を搭載。さらに付属のソフトウェアScreenManager
Pro for Medical をインストールし設定すると,Auto CAL Switch
機能により,モード切り替えが自動化できる。
モニター品質管理ソフトウェアを同梱
同梱のモニター品質管理ソフトウェア簡易版 RadiCS
LE は,モニターの状態を監視する Status Analyzer 機能を搭載。モニターの経時劣化を自動監視し,輝度の劣化を検知した場合は補正を促す案内がモニターに表示されるためモニター管理の省力化に貢献する。
ACR Practice Guideline
などのマンモグラフィ用の品質管理規格に対応可能(オプション)
モニター品質管理ツール RadiCS UX1
(オプション)を使用することで,DICOM Part 14 に準拠した高性能なキャリブレーションから,ACR
Practice Guideline やEUREF などのマンモグラフィ用の品質管理規格に対応した高度なモニター品質管理を実現する。
その他の特長
- 高解像度できめ細かな画像表示
- 画素の微細化で高精細な画像表示
- 石灰化などの微小な疾患の観察を容易にするグレアパネル仕様とアンチグレアパネル仕様のモニターをご用意
- 輝度均一性を向上させるDigital Uniformity
Equalizer (DUE)機能を搭載
- クリアベースとブルーベースの2 種類の液晶パネルを設定
- モニター間の色調を合わせたペアリング仕様を設定
- つねに安定した画像を映し出す調光機能を搭載
- 非使用時にバックライトをオフにするBacklight
Saver 機能を搭載
- 長時間の作業負担を軽減するエルゴノミクスデザイン
- 各種医療規格・安全規格を取得し,世界的に高い信頼性を実現
- (社)日本画像医療システム工業会 (JIRA)規格である「医用画像表示モニターの品質管理に関するガイドライン
JESRA X-0093」管理グレード1 に対応
- 「医用画像表示モニターの品質管理に関するガイドライン
JESRA X-0093」の受入試験を製造工程にて実施し,その出荷試験報告書を同梱
- 取り付け式センサー Clip-On Swing
Sensor G1(オプション)でDICOM Part 14 に準拠したキャリブレーションを簡単に実現
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