富士フイルム(株)は、コンピューター乳がん検出支援システム FCR デジタルマンモグラフィ
CAD 「MV-SR657」を、富士フイルムメディカル(株)を通じ、2月6日より発売する。
「FCR デジタルマンモグラフィ CAD(Computer Aided Detection)」は、乳がん検診時に「FCR」(*1)で撮影されたマンモグラフィ画像をコンピューターが解析し、乳がんの特徴を示す部位を表示することで、診断をサポートするコンピューター検出支援システム。日本人女性の乳房は、欧米人に比べ乳腺構造が発達しているという特徴がある。富士フイルムは、日本国内の豊富な症例をもとに独自のプログラムで検出アルゴリズムを開発し、微小石灰化や腫瘤など、乳がん患部の特徴を示す部位の高い検出率を実現。さらに各々の部位をワンクリックで容易に拡大表示することが可能。
同社は、1983年に世界に先駆け医療用デジタルX線画像診断システム「FCR」を発売し、医療用画像のデジタル化を実現。2003年にはマンモグラフィ対応の「FCR
PROFECT CS」(*2)を発売し、乳がんの早期発見に貢献。この「FCR
PROFECT CS」は世界での総販売台数がすでに5,000台を超え、国内外の多くの医療機関から高い信頼と評価を得ている。
*1 Fuji
Computed Radiographyの略。イメージングプレート(IP)に記録したX線画像情報を読み取り、診断目的に合わせて最適なデジタル画像処理を行うことで高精度の診断画像を生成する医療用デジタルX線画像診断システム。
*2 マンモグラフィ用としてイメージングプレート(IP)に記録したX線画像情報を50μmスキャンの高精細読取と両面集光読取技術により、20pix/mmの高解像度を実現。微小石灰化を鮮明に描出した高画質画像を提供できる医療用デジタルX線画像診断システム。
- 発売日 : 平成20年2月6日
- 製品名 : FCR デジタルマンモグラフィ CAD 「MV-SR657」
(薬事販売名:医療用画像処理表示装置 MV-SR657)
- 標準価格 : 「MV-SR657」 一式 20,000,000円(税別)
商品構成はCAD内蔵のPC1台+操作画面表示用モニター(3メガピクセル)1台。SYNAPSE用の専用のマンモビューワは別オプション。
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