ケアストリームヘルス株式会社は,医用デジタル画像情報の管理および真正性確保を実現する検像システム「Kodak
Carestream QA(Quality Assurance:品質保証) Station」を定価170万円(税別,ソフトウエアのみ)で2008年2月1日(金)から全国の代理店を通して発売する。
「Kodak Carestream QA Station」は,CR(コンビューテッド
ラジオグラフ)やDR(デジタル ラジオグラフ)およびCT(コンピュータ断層撮影装置)/MRI(磁気共鳴画像装置)などの検査装置とPACS(医用画像情報システム)の間に設置し,病院内で発生する画像を取り扱うワークフローにおいて,常に整合性のとれた矛盾のない検査データ・画像を共有,診断効率を高める検像システム
ワークステーションである。
●主な特長
DICOMタグ変更機能
- DICOMタグおよびDICOMに準拠していないプライベートタグを自動またはマニュアルで変更・編集可能
- 定型テキストへの置き換えもしくは,プレフィックス(接頭語),サフィックス(接尾語)の付加により,DICOMタグの作成・変更が可能
- アクセッション番号を用いて,検査UID(固有ID)を自動的に同一化し,PACS上でも同一検査として扱うことが可能
- MWM(モダリティ ワークリスト)の患者情報または検査情報と自動照合し,モダリティ側で誤った情報入力があれば自動的に訂正
スプリッド(分離),マージ(統合),再配列,削除機能
- 各モダリティから送られてくる画像群を検査レベル,シリーズレベル,画像レベルを問わず,分離・統合・再配列,削除が可能
- 設定したルールに基づいて画像情報を自動でスプリッドすることが可能
- シリーズ番号や画像番号をマニュアルまたは自動で変更可能
画像操作機能
- トリミングや反転,調整などの画像編集機能や,電子マーク,テキスト,多重線測定などの測定用ツールおよびアノテーション(注釈)機能など,ほとんどの機能をグラフィカルなツールバーに集約。PACSへの転送前に行う画像処理,編集作業を簡素化し,高い業務効率性を実現
- 非DICOM画像(BMP,JPEG,TIFF,RAW)をインポートしDICOM画像に変換,保存,転送,プリントすることが可能
自動転送機能
- 画像をPACSサーバやワークステーション,プリンタなど複数の送信先に自動転送し,転送完了した画像は自動的に削除
- AEタイトル,モダリティの種類,検査部位などのあらゆるDICOMタグを用いて,複数のルール,送信先,転送時間を設定することが可能。自動転送ルールはニーズに合わせてフレキシブルに設定可能
- 転送状況を監視するルーチング ジョブ管理機能により,画像転送が失敗した際,自動的に再送を実施
- DICOM Strage Commitment SCU/SCP(サービス クラス
ユーザー)やDICOM Print SCUをサポート
プリント機能
- プリント目的に合わせて必要な画像を表示し,マウスによるドラッグ&ドロップ操作でプリントプレビューパネルにコピーして自在にレイアウトでき,画像操作ツールバーでプリント画像を自在に調整・加工が可能
- ログインユーザーごとに印刷レイアウトを定義
- オーバーレイでのヘッダー/フッダー印刷が可能
- フィルムだけでなく,紙へのカラー印刷もサポート
セキュリティ機能
- 画像処理・編集作業を行う際には,必ず原因を入力するように設定することが可能。変更の履歴および原因は全て記録し,表示。「いつ・どこで・だれが・どのような理由で・どのような操作を行ったか」を管理することが可能
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