(株)アクシオン・ジャパンは,X線を直接電気信号に変換する直接変換型の高性能半導体検出器と,米国で最大のシェアを誇るPanoramic
Corporation社のパノラマ装置を組み合わせた日本初の歯科用デジタルパノラマ装置「PanoACT-1000」を2008年1月から発売した(薬事認証番号 220ALBZX00001000)。同社は,検出器の特長を最大限に発揮するための「PanoACTソフトウエア」を開発し,低価格で高い分解能とダイナミックレンジを持つ世界最高の画質を実現した。これらの同社製品は,テキサス大学,昭和大学,法政大学と共同開発された。
PanoACTソフトウエアは,高速半導体から送られる原画データをPCのメモリにすべて取り込むことで,あらかじめ装置で決められた焦点断層面のほか,収集後に焦点軌道を自由に作って画像再構成ができる機能を持つ。収集後のポストプロセスでパノラマ画像特有のボケを簡単に修正することも可能。また,パノラマ画像に口内撮影装置大の関心領域(ROI)を設定し,その領域内の最適焦点画像を簡単に得られるほか,法政大学工学部電子情報学科・尾川浩一教授の指導の下で開発された画像コントラストの最適化技術により,収集直後に階調操作を行うことなく最適画像を表示できるようになった。
●主な特長
- 1回の画像撮影後,自動的に最適画像を表示できる。
- 撮影後に患者のポジショニングの設定ミスを修正することが可能
- 歯の奥行きや傾きに合わせた最適画像が得られる。
- 最適化されたROI画像を用いて歯列に応じた2枚の最適焦点画像を作成できる。
- パノラマ画像からROIを切り出し,最適化された画像を管理するテンプレートユーティリティ機能を搭載
- 精査として行われていた多くの口内撮影が不要になるため,検査時間の短縮と患者が受けるX線被ばく線量の大幅な削減を可能にする。
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