東京特殊電線(株)は,医用画像の高解像度化に対応する1500 万画素の超高解像度を持つ21
. 3 型モノクロ液晶ディスプレイ「MS 51i2」を世界で初めてマンモグラフィ画像表示用に開発し,発売した。2007年11月21〜22日にパシフィコ横浜で開催された第17
回日本乳癌検診学会総会および,2007年11月25〜29 日に米国シカゴで開催されるRSNA
2007(北米放射線学会)に出展した。
●主な特長
〈1500 万画素の超高解像度〉
新開発のISD(Independent Sub-pixel Drive)テクノロジー(特許出願中)を搭載することで,1500
万画素の超高解像度を実現している。これは,入力画像の詳細な情報に応じてモノクロLCD の3
つのサブピクセルを独立駆動して解像度を3 倍化する技術。500万画素モデルに比べ,微細な形状の表示に優れ,より原画像に忠実な表示を可能にしている。従来のLCD
パネルを使用しても,液晶ディスプレイにISDアルゴリズムを組み込み,専用ビューワソフトウエアを使用することで,解像度を3
倍化できる。
〈X線フィルムのように引き締まった黒とシャープでクリアな画像表示〉
従来のLCD は,背景の写り込みを低減するためパネル表面にAG(アンチグレア)処理を行っているが,表示画像そのものの鮮鋭度も低下していた。MS
51 i 2 は,特殊なAR(アンチリフレクション)処理(特許出願中)により,背景の映り込みを低減しつつ表示画像の鮮鋭度低下を最小限に抑えている。これにより,X線フィルムのように引き締まった黒とシャープでクリアな画像表示を実現した。
〈画像表示品質の維持管理における優れた機能〉
フロントセンサー方式の輝度安定化システム(λ -Sentinel U)を搭載し,画像表示品質の維持管理において優れた機能を備えている。 |