アロカ(株)は,腹部から循環器領域まで幅広い診断に対応する超音波診断装置「プロサウンドα7」を発売した。プロサウンドα7
は,同社ハイエンド装置の技術・機能を継承しながら,小型軽量化により可搬性を向上させている。
●主な特長
〈ブロードバンドハーモニクス技術〉
ブロードバンドハーモニクス技術による広帯域ハーモニックイメージングは,ファンダメンタル並みの感度と解像度を実現。サイドローブや多重エコーの低減効果に加えて,より詳細な画像情報と,より深部までのぺネトレーションが得られる。
〈D-eFLOW〉
D-eFLOW(ディレクショナルeFLOW)は,従来のカラー表示方式より空間・時間分解能が高く,指先の血管のように細い低速流から大動脈のように太い高速流までカラーのはみ出しが少なく,感度良く描出できる。
〈そのほかの特長〉
- 早期動脈硬化の定量的評価に必要なパラメータを1 回の計測で精度良く自動的に算出できる「eTRACKING(エコートラッキング)」機能を搭載
- 心筋の壁運動を定量的に評価するためのKI/A-SMA をはじめとした循環器検査に必要な機能が充実
- 高音圧,中音圧,低音圧,いずれの造影剤にも対応できる。染影像とモニタ画像を同時にリアルタイムで観察することができるDDM
機能を搭載
- MPR により,通常の走査方法では見られない水平断面も観察できるリアルタイム3D(4D)機能を搭載
- 超音波画像表示に最適な輝度特性に調整され,明るい部屋でも見やすいフラットLCD
モニタを採用
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